8月2日 18:30~
沖縄拳法 空手道 沖拳会 三重合宿の特別稽古が開始されました。
前半の蹴り講座で疲れ気味と思いきや、結構みなさんやる気をみなぎらせているので、やはりここは基本からみっちりとやることに決めて(笑)。私が7年以上前から先生に習ってきている鍛錬や稽古法をみなさんにも紹介しつつ、『何が大切なのか』を再確認してもらおうと意図しました。
ナイハンチ立ち移動
ナイハンチ立ちタックル受け(脇の締めを重要視)
それらを踏まえてナイハンチ初段。
セイサン立ち移動
帯抑えの移動
腹に棒を当ててのセイサン押し合い
胸抑え移動
肘抑え移動
セイサン突きの形でお互いに拳を合わせての押し合い
それらを踏まえてセイサン突き移動(身体の繋がりと重心移動が非常に認識されやすい)。
セイサンでの立ちと移動
身体の繋がりをさらに精密に認識するため
お互い棒を持ち
クロスしての押し合い
目的は、身体の纏まりから作られるチカラの集中、それを継続させる精神の集中を学ぶ。接点に集中しないと、押せない、滑って手を怪我する/させる。これは、個人的にすごいと思っていた稽古。
この(二つの意味での)集中力を発揮しての、
全力の押し合い
押し引きの押し合い
柔らかい押し合い
足をよく使う柔らかい押し合い(間合いの学び)
突きの検証。
セイサン突き
ナイハンチ突き
うまくいかない人たちに向けて、個別にみんなで検証し合う。症状を分解、気づきを共有、修正。これは、かなり効果ありでした。
最後は捕手。菊野さんは経験が少ないらしいので、説明をしながら。彼にはわかりやすてかつ重要であろう「重心の移動」の視点(応用範囲が広い!)から。捕手と言えども、チカラの源泉は重心の移動なのです。だから、立ちと姿勢なのです。
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とまぁ、結局は基本、型に戻るよ、ということをお伝えしたかった特別稽古となりました。私や垣本支部長が『懐かしいね』と言うぐらい、最近はやらなくなってしまった稽古、使わなくなってしまった説明、しかしそれらは今でも生きていて、最近から習い始めた人にも「いつも聞いているアレですよね」と言われるぐらい通底した原理のようなものです。
『常に進化し続ける、変わらぬ原点』
それが私たち世代から下の世代へと受け継がれていくといいなと思いながら、特別稽古を終えました。 (8/3の組手稽古に、つづく……)