9/18の定例稽古『セイサン手ほどき』 | かつてのこと。

かつてのこと。

2008〜2020まで起きてたこと。

この日は、國仲さんが稽古に参加。この前の初めての昇級審査で、彼は7級をいただいて。さて、次の審査からはセイサンの型審査もあるということで、ひとまず初めて教えました。

先生のDVDで、型そのものは何度も見てもらうように言っていたのですが。

やはり、自分の身体でやるとなると、訳が違うようです(笑)。

注意事項は沢山あるのですが、まずは手順を覚えるのが先決としました。

「セイサン立ちが出来てない。」
「脇の締めが…」
「視線、握り、呼吸…」

ヒトは、注意点など、一時に一つのことしか守れません。多くを求めてはいけないのです。一番大切なことから、順番にカラダに落として、無意識にできるようになったら、次へ行く。そういう、丹念に漆を塗り重ねるような地道な作業の積み重ねなのです。「一番大切なことから」と書きましたが、指導する私とて、その人を見てそれを指摘するのは相当に実力を問われます。山城師範の代理、國仲さんにとっては生まれてはじめてのセイサン体験なのです。魂をぶつけるような真剣さで、指導に向かわなければなりません。


思えば、近藤さん(現 神戸支部長)に、手取り足取り言われたことを一つ一つ守り、自分一人で先生のmixi動画などを見ながらやってきたのは、なんとも無様な遠回りをしてきたものだと思います。今ならわかるそんな過ちの多さをかえって利用して、私の可愛い会員達には王道を歩いてもらいたいと思っています。もちろん、私も一緒にね(笑)。