こんばんは😃🌃 今夜は満月…そして中秋の名月らしいですね♪ このお話は 昨年の今頃に単発で…今年の始めに続編の 前後編を上げた その続々編です♪一応、前回のお話を貼りつけます


コチラ、前後編です 





〈O〉


   今宵は満月…



月明かりに浮かぶ その姿は…



獣なのか…



人間なのか…



『まさか… その声は…貴方なの…?』


『そう… この醜い…獣の姿が…俺の…本当の姿…』


『そ…んな…!』


『もう…一緒には いられないな…』


『待って!行かないで!』


『何で…こんな 醜い俺とは…』


『醜くなんかない!どんな姿でも、貴方は貴方よ…!』


『いいのか… こんな俺でも…』


『どんな貴方も 愛してる…!』




♪♪♪♪♪~(エンディング)



エンドロールが流れる…



「ああ~…いいね♪」


「フッ…(笑) 好きだね、この映画」


「うん、好きっ」



 一緒に 見てた 翔くんに抱きつく


翔くんは、僕を抱きしめ返して、髪にキスを落としてくれる…



翔くんの家のリビングで 僕のお気に入りのDVDを 見たんだ…


もう何度目かな…


今夜は…


映画と同じ 満月…


今夜の満月は…


中秋の名月なんだってさ…


部屋の照明 落として 映画 見てたけど…


まだ 見始めは夕方だったけど…


もう、外は 暗くなって…


お月様、浮かんでるんじゃないかな?


「…智くん…」


「…翔く… んっ…んっ…んんっ…」


翔くんの 甘いキス…


優しいキス…



「智くん…いい?」


「…カーテン、開けないの?」


「いいの?」


「うん…」



今夜は…銀色の目の 翔くんにも 会いに来たんだよ…!


「智くん、掴まって」


「うん…」



翔くんの首に腕を巻きつけると、そのまま抱き上げられ、寝室に連れていかれる


ベッドに そっと下ろされ…


寝室の大きな窓のカーテンが シャッーーーっと開かれる




月の光が 翔くんに降り注ぎ…


黒く大きな影は… 銀色の目を光らせて…


僕に覆い被さる…


「キレイな目の翔くんに 会いたかったよ…」


「この姿で…今夜は 貴方を愛させて…」


「うん…気絶するほど 愛してよ…」


「智くん…!」


「んっ… んん… ん~~~っ…」


銀色の目の翔くんの…


深いキス…


息が止まるほどの…


激しいキス…


ああ…


翔くん…


今夜は…


壊れるくらい 抱きしめて…


我を忘れるほど…


無我夢中に…


僕を 激しく 揺さぶってね…


あの映画のセリフのように…


ありきたりだけど…


心から言うよ…


「どんな翔くんも 愛してる…!」




〈S〉


  今宵は満月…


中秋の名月とも 言うらしいね…



夕方、インターホンが鳴り、玄関を開ければ…


お気に入りのDVDと お菓子とお酒を両手に抱えた 智くんが ニコニコして立っていた…


「おじゃましま~す」

「どうぞ」

「んっ… んんっ…」


キスと共に貴方を部屋に招き入れる…


「今日も その映画、持ってきたんだね」

「うん!一緒に見よ?」

「いいよ…」


部屋のカーテンを閉め切り、照明を落とし…DVDをセットする


ソファーに二人並んで身を沈め、智くんの腰を抱けば、俺の肩に頭を乗せるけど…


「ん~…やっぱり こっちかな♪」


と、俺の股の間に ちょこんと 座り凭れてきたんで、貴方のお腹に腕を回した


「こっちのが しっくりくるね」

「そうだね」



もう…こうして 何度も 貴方と 満月の夜を 過ごしているね…


正体を明かす前は、憂鬱だった満月の日…


だって、貴方に 会えなかったからね…


誰にも明かさず…


孤独な時を 送ってきたんだ…


智くんと出会って…


いつも、どんな時も 貴方の傍にいたいと思った


そう、いつでも…


満月の日でもね…


でも、怖かったんだ…


俺の正体を知れば、貴方は離れていくだろうと思っていたから…


貴方は いつも 言ってくれるね…


それこそ、正体を明かしたその時も 言ってくれたね…


どんな翔くんも 翔くんだと…


俺の この銀色の目が 好きなんだと…



どんなに 嬉しかったか わかる…?


貴方に そう言われる度に…


泣きそうになるんだ…


智くん…


貴方の 全てに 俺は囚われているよ…


もう、貴方しか…この目に映したくない…


貴方だけを愛してるよ… 


「智くん…好きだよ…」

「翔くん、僕も… んっ…ん… んんっ…」


今夜は 寝かせて あげられないかもな…


全身全霊で 貴方を 愛させて…



この月に 誓うよ…



俺の身も心も…



貴方に捧げると…



永遠にね…








   END



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★お話、最後まで 読んでくださってありがとうございます♪


中秋の名月…ということで、リクエスト?してくれたので、書いてみましたw


すぐに ピコピコしたので、内容は 薄いですw


ただ 愛し合う お山が いるだけです…😌


時々、いただいた コメントやメッセージから、今回のように お話にしたり、継続中のお話の場面の 参考に することも あります…


ご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします!m(__)m