★ 前に 単発で書いた『月光』のその後です…スランプ中のリハビリとして… 上げさせてください… 一応、前回のお話 貼りつけます
〈S〉
今宵は満月、、、
あの日…貴方に 正体を明かして もう何度目の満月の夜だろうか…
たぶん、初めて 満月の日の俺の姿を目にした日は… 本当かどうか あやふやだったよね
あの日、あの姿のまま 貴方を抱いて… 意識を飛ばすまで 激しく 貫いた…
翌朝、目覚めた貴方は いつもの姿の俺を見て…
戻ったの…?
夢だったの…?
って… そう言った
嫌いになんて ならないって 言ってくれたのに…
夢のままの方が 良かったんだろうか…
やっぱり 正体を明かすべきではなかったか…
不安が過った その時…
貴方は 『キスして…』と 俺に手を伸ばした
そして、抱きしめて キスをすると、
『僕…どんな翔くんも大好きだよ…』
泣きそうになったのを 隠すように また貴方を 強く抱きしめた
それでも まだ 夢か現か 定かじゃなかったんだろうね…
翌月の満月の日も その翌月も、、、
『翔くん、会えるかな?』
もう 貴方の中では 俺の正体も 確信に変わっただろう…
どちらの俺も 受け入れてくれる…
満月の日の 俺を待ちわびているようにさえ 思える…
怖くはないのだろうか…
インターホンが鳴る
「翔くんっ…」
「智くん、いらっしゃい」
「今日ね…んんっ…」
すぐに 抱き寄せて 唇を奪う…
わかってるよね?
今日は 満月の夜だよ…
貴方の手を引いて リビングに移動して、ソファーに座らせると…
「カーテン開けないの?」
「開ける?」
「うん…」
ベランダ側の カーテンを一気に引く
月の光の輝きが 目に飛び込んできた…
姿を変えた 俺の背中を貴方が 抱きしめた
「智くん…」
「翔くんっ…」
貴方の甘い匂いが いつも以上に強く香る…
ああ… もう 抑えきれない…
「あっ…」
貴方を抱き上げ 寝室のベッドに連れていく
仰向けの貴方に覆い被さると…
俺の頬に 手を伸ばして…
「翔くんの その目の色…好き…」
「智くんっ…」
「…んっ……んっ……あ……ふ……ぅ…」
息継ぎも 許さないほど 深く 口付ける…
今夜は 優しく 出来ないよ…
それでも いいの…?
こんな俺でも… いいの…?
「…言ったでしょ… どんな翔くんも 大好き…」
「ん…」
ヤバい… また泣きそうだ…
そして、、、
今宵も
愛しい貴方の啼き声が 掠れるまで…
いや… また 貴方の意識が飛んでも
俺は 止まれないよ…
翌朝、目を覚ました 貴方が言う…
「翔くん…明日も 会える?」
「うん… 明日は 優しくするね」
え… と可愛らしく 目を丸くして…
「翔くんは、いつでも 優しいよ?」
「智くん…」
そして 手を伸ばして 俺の頬に触れる
「翔くん、大好き…」
「うん…俺も 貴方が大好きだ…」
「んふふ…うん…」
どちらの俺も受け入れてくれた貴方を…
もう 手離すことは 出来ないよ…
「智くん…」
「ん?」
「ずっと 一緒にいたいな…」
「ずっと 一緒だよ」
「いいの?」
「うん…離れないでね」
「離れないよ…ずっと…」
「うん…」
そして 貴方を強く抱きしめた
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
★ お話上げるのは 年明け 初でした…
あけましておめでとうございます…も変かな?
まだ スランプ中では ございますが…
妄想は 止みそうにないので…
今年も メイン サブ部屋共に 不定期で 上げていくと思います…
こんな感じですが…
よろしくお願いいたします…!m(__)m