なんて醜い人間なんだろう。
その日、オヤジさんは帰ってこないと思っていたが、あれから二時間後、お昼を過ぎた頃、靴を脱ぐのも忘れて、二階のリキの前に座り込む。
オヤジさんは、鼻息あらくリキの顔にかける。
『どういうことなんだ。俺は、家の全財産を持って、この街で唯一の花屋に、このひまわりを返しに行ったんだ。そうしたら、こんなお花は、盗まれてないと言われたぞ』
真っ赤な顔のオヤジさんを見つめるリキは、冷静な顔でいながらも、どこかほっとした顔をしていた。
『だからさ、このひまわりは、俺が買ったていっただろ?』
という、嘘でとおすらしい。
隣のイトは、もう心を決めた顔をしている。
リキの嘘に、心が揺れることはなかづた。
オヤジさんは『そうなのかぁ?』とつぶやく。
それは、納得していないと聞こえる。
『こんな上等なひまわりはてに入らないから、売ってくれと言うんだ。売ってきたからな。今夜は、すき焼きでも食うか?』
『オヤジ。売ったのか?』
『ところでリキ。どこの闇市で買ったんだ?』
リキは、面倒な顔をした。
『忘れた』
『思い出せ。これで金儲けができるぞ?』
そう言って立ちあがり、うぉーとでも言うのかと思った。
オヤジさんは、かなり興奮していて、その目が、怖かった。
イトは、そんな人間を見ていると、あの日のことを思いだし、オヤジさんに真実を言うのが、怖かった。
やはり、この人間は、あの人間と一緒だ。
こんなに大切に思っている人達なのに、どこか冷めた心は、あの時の心の傷なのだろうか?
イト自身でも、どうにもできない自分がいた。
リキが、その隣で大声を出した。
『ふざけるなよ。オヤジでも、許さないからな』
『お花はな、金儲けの道具じゃないんだよ。そんなもんだったのかよ。オヤジのお花に対しての気持ちはさ』
その日、オヤジさんは帰ってこないと思っていたが、あれから二時間後、お昼を過ぎた頃、靴を脱ぐのも忘れて、二階のリキの前に座り込む。
オヤジさんは、鼻息あらくリキの顔にかける。
『どういうことなんだ。俺は、家の全財産を持って、この街で唯一の花屋に、このひまわりを返しに行ったんだ。そうしたら、こんなお花は、盗まれてないと言われたぞ』
真っ赤な顔のオヤジさんを見つめるリキは、冷静な顔でいながらも、どこかほっとした顔をしていた。
『だからさ、このひまわりは、俺が買ったていっただろ?』
という、嘘でとおすらしい。
隣のイトは、もう心を決めた顔をしている。
リキの嘘に、心が揺れることはなかづた。
オヤジさんは『そうなのかぁ?』とつぶやく。
それは、納得していないと聞こえる。
『こんな上等なひまわりはてに入らないから、売ってくれと言うんだ。売ってきたからな。今夜は、すき焼きでも食うか?』
『オヤジ。売ったのか?』
『ところでリキ。どこの闇市で買ったんだ?』
リキは、面倒な顔をした。
『忘れた』
『思い出せ。これで金儲けができるぞ?』
そう言って立ちあがり、うぉーとでも言うのかと思った。
オヤジさんは、かなり興奮していて、その目が、怖かった。
イトは、そんな人間を見ていると、あの日のことを思いだし、オヤジさんに真実を言うのが、怖かった。
やはり、この人間は、あの人間と一緒だ。
こんなに大切に思っている人達なのに、どこか冷めた心は、あの時の心の傷なのだろうか?
イト自身でも、どうにもできない自分がいた。
リキが、その隣で大声を出した。
『ふざけるなよ。オヤジでも、許さないからな』
『お花はな、金儲けの道具じゃないんだよ。そんなもんだったのかよ。オヤジのお花に対しての気持ちはさ』