『リキどうしたんだよ?』
オヤジさんは意外そうな声を出した。
『いつもお金さえあればな、て言ってたじゃないか?』
『そんなんじゃないだろ!オヤジにとってお花はさ。オヤジが俺に、小さい頃からいつも、おとぎ話のように話してくれた、初めて見たお花の話は、お金にかえることはできないはずだぞ!』
リキのその声と、その表情はいつものように本気だった。
オヤジさんは、そんなリキの真面目さにいつも何かを気づかされてばかりだった。
そして今日も、自分のバカさかげんに気づく。
そんな自分に気がつくと、なんて自分は、恥ずかしいやつだと惨めな気分になった。
『俺の話を、そんな風に聞いていてくれてたなんて、知らなかったよ』
『いつも、羨ましく聞いてたんだ。だから俺も、お花を見るのが夢になったんだ。それは、オヤジのせいなんだぞ。オヤジは、俺にお花の夢を植えつけたんだ、責任をとれ。そんな現実にしかない金なんかに、夢を取られるな。俺の夢を壊すな』
オヤジさんは、リキの前で、無言で靴を脱いで正座した。
『リキ、悪かった』
『分かればいい』
『言いにくいんだが、これはリキに言わなくてはいけないことがある。リキに秘密にしてたことがあるんだ。』
リキの顔が、嫌な感じで動いた。
『なっ、なんだよ』
オヤジさんが、リキに『ごめん』と謝った。
『俺が子供のころ、ひまわりの花びらを貰って、大事にしすぎてなくしたて言ってたが、今でも大事に持っているんだ』
リキは、驚くと言うより先に言葉がでた。
『じゃなんで、見せてくれなかったんだよ』
オヤジさんが、いじけた子供みたいにつぶやく。
『ひまわりの花びらは、俺だけの秘密の宝物なんだぞ。だって、見せられるかよ。お前はまだ子供だし、欲しいと言うんじゃないかと、心配したんだよ』
『ふざけるな!独り占めかよ』
『分かった。許してくれ。リキ。仕方ない。俺の頬を叩いてくれ』
『やだ。殴ったら許した事になる』
『悪い。俺だけの宝物にしたかっただけなんだ。ごめんな』
オヤジさんは意外そうな声を出した。
『いつもお金さえあればな、て言ってたじゃないか?』
『そんなんじゃないだろ!オヤジにとってお花はさ。オヤジが俺に、小さい頃からいつも、おとぎ話のように話してくれた、初めて見たお花の話は、お金にかえることはできないはずだぞ!』
リキのその声と、その表情はいつものように本気だった。
オヤジさんは、そんなリキの真面目さにいつも何かを気づかされてばかりだった。
そして今日も、自分のバカさかげんに気づく。
そんな自分に気がつくと、なんて自分は、恥ずかしいやつだと惨めな気分になった。
『俺の話を、そんな風に聞いていてくれてたなんて、知らなかったよ』
『いつも、羨ましく聞いてたんだ。だから俺も、お花を見るのが夢になったんだ。それは、オヤジのせいなんだぞ。オヤジは、俺にお花の夢を植えつけたんだ、責任をとれ。そんな現実にしかない金なんかに、夢を取られるな。俺の夢を壊すな』
オヤジさんは、リキの前で、無言で靴を脱いで正座した。
『リキ、悪かった』
『分かればいい』
『言いにくいんだが、これはリキに言わなくてはいけないことがある。リキに秘密にしてたことがあるんだ。』
リキの顔が、嫌な感じで動いた。
『なっ、なんだよ』
オヤジさんが、リキに『ごめん』と謝った。
『俺が子供のころ、ひまわりの花びらを貰って、大事にしすぎてなくしたて言ってたが、今でも大事に持っているんだ』
リキは、驚くと言うより先に言葉がでた。
『じゃなんで、見せてくれなかったんだよ』
オヤジさんが、いじけた子供みたいにつぶやく。
『ひまわりの花びらは、俺だけの秘密の宝物なんだぞ。だって、見せられるかよ。お前はまだ子供だし、欲しいと言うんじゃないかと、心配したんだよ』
『ふざけるな!独り占めかよ』
『分かった。許してくれ。リキ。仕方ない。俺の頬を叩いてくれ』
『やだ。殴ったら許した事になる』
『悪い。俺だけの宝物にしたかっただけなんだ。ごめんな』