子宮体癌と特別養子縁組 -3ページ目

子宮体癌と特別養子縁組

子宮体癌発覚から特別養子縁組の成立まで。

受精卵凍結は実現できず、いよいよ覚悟を決めて手術へ。

 

きっとベッドの上で時間を持て余すだろうと、

本やらDSやら大量に持ち込み。

病室は個室にしたので気兼ねなく持ち込ませてもらいました。

 

手術の日が近づいても手術に対する多少の緊張はあるものの

恐怖心はなくその日を迎えました。

両親、親戚、兄弟、夫が手術日に付き添ってくれました。

 

じゃあ行ってくるねと私は泣かずに手術室に向かいましたが、

母は必死でこらえて泣いていました。

今ならその時の母の苦しい気持ちが分かる。

 

今息子が大変な病気になり命を揺るがすことになったら

私はとても冷静でいられないと。

自分のことなら冷静でいられる。

自分の気持ちは自分で折り合いをつけることができる。

でも子供のことなら。。

 

手術室に入るとすぐに全身麻酔です。

じゃあ麻酔入れますね。から

次にパッと目が覚めたら手術後でした。

全身麻酔って夢も見ないんですね!

なんだか不思議な感覚で手術は8時間ほどかかったのですが

感覚的にはほんの一瞬。

時間の流れすら感じない。

 

「無事終わりましたよ。浸潤は浅かったですよ!」と

ドクターが声をかけてくれたのを覚えています。

 

手術後朦朧として声も出ない、体が動かない状態で病室に運ばれると

みんな待っていました。

 

「無事に終わって良かった。守ってあげられなくてごめん。」と言った

母の言葉が忘れられないのです。