受精卵凍結は実現できず、いよいよ覚悟を決めて手術へ。
きっとベッドの上で時間を持て余すだろうと、
本やらDSやら大量に持ち込み。
病室は個室にしたので気兼ねなく持ち込ませてもらいました。
手術の日が近づいても手術に対する多少の緊張はあるものの
恐怖心はなくその日を迎えました。
両親、親戚、兄弟、夫が手術日に付き添ってくれました。
じゃあ行ってくるねと私は泣かずに手術室に向かいましたが、
母は必死でこらえて泣いていました。
今ならその時の母の苦しい気持ちが分かる。
今息子が大変な病気になり命を揺るがすことになったら
私はとても冷静でいられないと。
自分のことなら冷静でいられる。
自分の気持ちは自分で折り合いをつけることができる。
でも子供のことなら。。
手術室に入るとすぐに全身麻酔です。
じゃあ麻酔入れますね。から
次にパッと目が覚めたら手術後でした。
全身麻酔って夢も見ないんですね!
なんだか不思議な感覚で手術は8時間ほどかかったのですが
感覚的にはほんの一瞬。
時間の流れすら感じない。
「無事終わりましたよ。浸潤は浅かったですよ!」と
ドクターが声をかけてくれたのを覚えています。
手術後朦朧として声も出ない、体が動かない状態で病室に運ばれると
みんな待っていました。
「無事に終わって良かった。守ってあげられなくてごめん。」と言った
母の言葉が忘れられないのです。