今朝5時ごろ起床し水槽を覗いてみるとタガメが産卵を始めていました。
5月に入ってタガメが餌を食べるようになりました。
以前はタガメの餌に子赤(金魚すくいの金魚)を与えていましたが、
餌代が月3万円くらいかかっていたので、今は小さいドジョウを与えています。
日が暮れ辺りが暗くなると水槽に一匹ずつ飼っているタガメが
水槽の中をガサガサ動き回っています。これは主にメスです。
オスは、水草につかまったり水面に浮いたりして呼吸管を水面に出し、
腹背と羽をふいごのようにしてバナナ臭を放出しています。
自然下ではこの匂いの主を求めてお腹の大きい雌のタガメが飛翔し
オスの近くに着水します。
オスは、水草等につかまり中脚曲げたり伸ばしたりして水面を揺らし
水面に波紋を起こします。タガメのオスは1秒間に3回の規則正しい
振動を起こしてメスに自分の存在を知らせます。
メスは、波紋に対して垂直に進むとオスに出会うことができます。
5月30日(日)にタガメを産卵のためのペアリングをしました。水槽の中を
動き回り、卵巣の発達したお腹の膨らんだメスとバナナ臭を出している
オスを産卵用の少し大きい水槽に一緒に入れます。この後水中で交尾
を行います。
翌日の朝早く、産卵をしている場面に出くわします。
6月1日(火)に、4つのうち3つの水槽で産卵が始まっていました。
水生昆虫タガメのことがもっと知りたい人は、
「たがめのすべてー水生動物との共生を願って」(トンボ出版)
をご覧ください。