朝晩は、秋の気配プンプンなのでございます。
一昨日でしたか、ふと見上げた空にうろこ雲。
あぁ、もう秋ね。などと思った次第です。
さて、本日の死語は『おニュー』。
もうすぐ10月。本格的に秋なのです。
先日買った『おニュー』の服を着られる日も近いなぁ…
と思っていた矢先のこと。
唯子Aに「あかん、あかん。それはもう死語や」と、言われました。
えーっ、本当にもう『おニュー』って使わないのですか?
あわてて調べてみました。
『おニュー』とは、「new」に丁寧語の「お」をつけた言葉でございます。
おろしたての新しい物という意味なのですが、
昭和50年代に急速に広まり始めたとありました。
何がきっかけなのかとか、詳細はわからないのでございますよ。
おそらく、昭和世代の親たちは、
年上の兄弟姉妹などが着られなくなったものを下の子にまわすとき、
「お姉ちゃんのお古で我慢して」とか言ってきたはず。
それから、ときには、
「おばちゃんのお下がりやから、モノはええねんで」
などと、新品を買い与えられない言い訳にしたと思うのです。
『おニュー』という言葉は、これら「お古」や「お下がり」
の対義語として生まれたのでは…という説もあるらしいのですが、
それにしては「new」という語が新し過ぎますね。
ところででございます。
わたくしには姉がおりますが、トシが11歳も離れているので、
子供の頃は「お古」がまわって来なかったのです。
その代わり?なのかどうか、大人になってからは、
わたくしが買ったものをよく姉に奪いとられました。
さすがに『おニュー』の間は遠慮しているのですが、
頃合いを見計らって「あの服、もう飽きたんとちゃう?」
などと擦り寄ってくるのですよ。
まあ、中高生の頃、よく服を買ってもらったので、
恩返しと思い、しぶしぶあげておりましたが…。
死語であれなんであれ、女性は『おニュー』が大好きですね。
(男性もかしらん?)
なおかつ、わたくしは古着屋なんかで、
わけのわからないもの漁るのも好きなので、
「お古」も愛しておりますよ。