緩やかすぎる春の訪れとお庭の手入れ | くじら座のタウ

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始まりは、いい調子だったのです。
急に寒くなったりもせず、最高気温が10度から13度。そんな毎日が続いていました。
こんなに酷い災害が起きた後なのですから、今年こそは異常気象はなしにして、穏やかで暖かな春が徐々に訪れてくれたらいいなと思っていました。

……緩やかなのはいいのですが、あれから1か月。最高気温がずーっと同じって、一体全体どういうことなの?

寒いです。
今日から5月だというのにもかかわらず。
これじゃ、去年と同じ道。
寒い寒いと言った翌日、うららかな春を飛び越え、いきなり夏がやってくるパターン?
やっぱり地球が風邪をひいているんだ。恒常性という免疫機能が落ちている。
私の中ではそれは実感。
やっぱりがん細胞の人間様のせいなんだよね。……私も人間。ごめんなさい。



それでも昨日の一日だけは、最高気温が15度前後の良い天気。
七日に一度の貴重な休みが、こんな農耕日和に恵まれるのも珍しいことです。
午前中の数時間を使って、お庭の手入れとしゃれこみました。

コートを着ても震えるような寒い日が続いていたというのに、植物にとっては春なんですね。雑草をはじめ、雪の下で息をひそめていた草たちは元気に息を吹き返していました。
今満開に咲いているのは、クロッカスの花。追って水仙。だいぶつぼみが膨らんでいました。
チューリップはやっと葉っぱを広げたところ。
わが庭きっての初夏の主役のオリエンタルポピーもわさわさとチクチクの葉っぱを広げ始めていました。タチアオイにデルフィニウム。所によってはルピナスも。それから、強いことの代名詞の各種ハーブの新芽も大変元気。

「雑草」なんて一体だれが決めたんだろうね。植物にとっては迷惑な話。だけど、運悪く人間様が管理する庭に生えてしまったがために、せっかく春を謳歌していたハコベやタンポポ、その他の「植えていない」草たちは、私という「神」に選別されてしまいました。
それでも私は「ヌルい」方です。気まぐれに抜かれてしまった草たちは、よほど運が悪い、と言える。
……もっとも、除草剤という「化学兵器」を使うか、よっぽど暇な老人が住んでいない限り、北海道の雑草たちの生命力に勝てるわけがないのですが。
いずれ、こんなにおとなしく見える雑草たちも、すぐに凶暴な素性を顕わにするでしょう。
私がお店の苗たちをキリキリと売りさばいている間にね。

そんなわけで、枯草の整理と気まぐれな雑草抜き。これから勢いを増すだろう宿根草たちにエールを送る程度に庭の手入れをした後に、茎ブロッコリー「スティックセニョール」とレタスの種を育苗トレーに蒔いたのでした。

今日は一変強風の吹き荒れる嵐の形相。
再び穏やかに晴れるのは、天気予報では金曜辺りということです。
あーあ、お天道様が恋しいよ。