佐々木勇気先生、全棋士出場棋戦で悲願の初優勝! | 趣味の部屋「お好み屋」

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今日は何と言ってもNHK杯の決勝戦の中継でした。

しかも解説が羽生先生と言うねぇ~

これ見逃す手はありません。

 

藤井聡太NHK杯選手権者が連覇を目指して悠々と決勝戦に駒を勧められたのは当然とはいえ一般棋戦はトーナメント戦ですから、一つ負けたら敗退になるわけで、改めて流石だと思います。

 

藤井聡太八冠と書くのが、手っ取り早いのですが正式には

 

藤井聡太 竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖となります。

今回は、NHK杯トーナメント戦でしたので、

 

藤井聡太 八冠、NHK杯選手権者となるのでしょうか。

 

決勝戦は昨年に引き続き、佐々木勇気八段との対戦になりましたが、一旦は逆転した局面もあったものの、再逆転を許し連覇はならず、準優勝に終わりました。

 

藤井先生は、昨年12月の銀河戦、今年2月の朝日杯、そして今日放送のNHK杯と、立て続けになる早指し棋戦でいずれも決勝進出という抜群の安定感でしたが、三戦とも準優勝に終わる結果になりました。

ようするに、トーナメント戦ですので、三つの棋戦で準決勝戦まですべて勝ち、1敗ずつしかしなかったということになります。

一般棋戦で3つ続けて全て準優勝というもの快挙ではないでしょうか。

 

今日、放映されたNHK杯トーナメント戦の決勝戦までの、2023年度の戦績は

 

45勝7敗

 

1967年度と言いますから、僕がまだ、幼稚園児だった頃に、中原誠十六世名人が打ち立てた前人未踏の快記録は

 

47勝8敗

 

実に勝率は8割5分4厘という不滅の金字塔です。

 

今日の決勝戦で敗れたため

 

45勝8敗

 

となり、年度勝率の歴代1位記録更新は果たせませんでした。

いずれにいたしましても、年度内に、53、55局も、全て、トップ棋士との対局で、8局しか負けてないわけですから、考えられないような成績です。

 

見事、初優勝を果たされました佐々木八段。

2013年に、加古川青流戦で一度棋戦優勝を果たしておられますが、ご存じの通り、加古川青流戦は若手棋士だけの棋戦ですので、全棋士が集う棋戦での優勝は初めてです。

表彰式では、感極まっておられましたが、二年連続の決勝戦進出自体、その実力を示していると思います。

 

NHK杯は、僕が生まれる前から行われてきた歴史ある棋戦です。

今回で実に73回目。

過去最多優勝は、今日、解説を担われた羽生善治九段で11回の優勝を遂げられています。

 

藤井八冠は、第67回(2017年度)に14歳で初出場を果たされ、今年で7年連続7回目の出場になりますが、まだ優勝は1度だけです。

とは言え、まだ、御年、21歳!

羽生先生の最多優勝記録の更新は時間の問題でしょう。

 

先述の中原先生の記録は容易ではないかもしれませんが、塗り替えるとしたら、藤井先生しかおられないでしょう。

 

今日、敗れた藤井先生のコメントは

 

「僕の力では読めませんでした」

 

そんなもん、誰も読めんわっ

(^^ゞ