9月から10月にかけては、中御仁と一緒に中国旅行とか、イギリス人と一緒に京都旅行とか、いつも半径数キロでしか生きていない自分には、どえらく行動半径がでかい日が続いたのですが、また、平穏な半径数キロの生活に戻りました。
仕事は相変わらず、数千キロ先の人たちを含めて時差を考えながらやっていますから、まあ、物理的には移動していませんが、バーチャルには移動しているんですよねえ。
不思議な時代になったものだなぁ、とつくづく思います。
少なくともデスクワークである限りは、場所は関係が無いのです。
忙しい日々を過ごしていて、ちょっただけ忘れていたのが、原発と放射能。
でも、ふと日常に戻ると、やはり気になってしまいます。
思った通りというか、5年経過したあたりから、健康被害が顕在化しているように思えます。
フクシマでの東京電力の定例記者会見。もうマスコミは対応人員を減らしていて、空席だらけなのに、傍聴席が満席なのだそうです。一般の人が傍聴できるのですが、来ている人は地元フクシマの人や、近隣に避難している人たち。
なぜ、急に人が増えたのかというと、明らかに健康被害が出ていたり、作っている作物に影響があるようにしか思えないなど、5年以上が経過して、異変に気付き始めた人が多いからだそうです。
やはり、チェルノブイリと同じように、低レベル放射能汚染の蓄積が健康被害として顕在化してくるのに5年かかるのでしょうか。
TVを見ていても、たまげるのが、オリンピック。
フクシマで野球をやるのですか?
もはや正気の沙汰ではない。
なぜ、この国家存亡の危機に、運動会などやろうと思うのか、その神経そのものが理解できない。
青森県知事選で自民が惨敗したようです。
やっと、少しはまともな県民が出てきたようです。
地方選で自民を惨敗させ続けているのは、沖縄県民だけかと思っていました。
青森も土人パワーを発揮してきましたね。
土人。
いい言葉です。
土地の人。
東京なんてどうでもいいでたらめな土地に、しがみつく自称都会人。
朝のワイドショーを見ていても、正直、気持ちが悪くなってしまうのです。
なぜ、RBCは、ワイドショーくらい自分のところで作らないのだろうか?
目覚ましTVとやらで、東京の天気ばかりを見せられて、朝早くから、とんでもないラッシュに巻き込まれていく姿を見ていると、ああ、俺はあんなところで夢を追っていたのかと思い、とても悲しい気持ちになります。
私は、日本が復活する道は、総土人化にあるのではないかと思います。
自分の土地に愛着を持ち、誇りを持つ。
沖縄の人にはそれがあります。
地面にしがみつくことが大事だという意味ではなく、自分の所属する地域のコミュニティに誇りを持てること。
久々に訪れた関西にも、地元へのこだわりを感じました。
日本って逆に昔の藩を復活させて、廃県置藩にしてみたらいいのかもしれません。
その時、沖縄は琉球処分前に戻って、琉球王国が復活するのでしょうか?
ところで、首里王朝の末裔はどこにいらっしゃるのでしょうか?
こんなバカな国、日本に付き合っていられるか!
土人の怒りの意味は、基地だけに向けられたものではないのです。
民族が自立を求めて独立するのは、東欧だけではないのです。
琉球のラストエンペラーがよみがえる日が来るのかもしれません。