背の高い黒人男性が背の低い日本人男性と話をしているところでした。
あ、これが、そうだったのか?
私は何とか歴史的瞬間というものをTV実況でリアルタイムに見れたのかもしれません。
しかし、異様なほどの違和感を覚えたのです。
核廃絶というのは、核兵器だけのですか?
もうひとつの核は廃絶しないのでしょうか?
こうしている間にも、フクシマの放射能は世界に広がり、放射能汚染地域に数千万人が取り残されて、はっきりとは眼に見えない形でじわじわと健康を蝕まれているのです。
核兵器を廃絶する。
理想も大事でしょう。
しかし、今一番大事なのは、放射能汚染地域に取り残されている人々を救うことです。
フクシマの子供たちを救え?
違います。
フクシマだけじゃない。
子供だけでもないんです。
少なくとも、関東、東北が広く汚染されてしまっているのです。
そして、なにも健康被害を受けるのは小児だけではないし、ヨウ素の初期被爆による甲状腺がんだけが被害ではないのです。
放射能の怖いところは、ありとあらゆる健康被害を引き起こすことです。
特定の最近や有害物質のように、被害を与える部位が決まっているわけではないのです。
強烈なエネルギーを持つ、α線、ベータ線を出す放射性微粒子が呼吸や食事によって体内に取り込まれると、体の内部から細胞を傷つけてしまうのです。
内部被爆というものです。
その影響は、もちろん、細胞分裂の盛んな子供や胎児のDNAの二重らせんを壊してしまい、正常な細胞のコピーを作るのを妨げてしまい、それががん細胞を生みます。
しかし、それは、放射線の影響のほんの一部なのです。
人間の細胞を結び付けている電気的エネルギーの何百倍ものエネルギーを持つ放射線が、細胞の化学的結合を破壊してしまうのです。
ですから、遺伝子にだけ影響するのではない、細胞を壊死させてしまいますから、ありとあらゆる病気が発生してしまうのです。
脳血管性の疾患が増えている背景には、脳梗塞、心筋梗塞など、毛細血管がつまることで起こった病気が、セシウムが沈着して、放射線を出し続けていることにより、細胞が壊死して、脳血管性の疾患になってしまうのです。
それ以外にも、免疫機能を破壊する、脊髄の細胞を壊死させて、白血球が作れなくなる、など、人間の防衛機構を破壊していってしまう。
元東電原発技術者、今、熊本の開業医
小野先生の話が一番分かりやすいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=4hId9bkIXs4
私もどうしていいのか分かりません。
いつも、情報の拡散だけしていて、いいのだろうか、とは思います。
しかし、自分で今できることは、こんなことしかないのです。