全てと仲良くは無理がある

通り沿いにある窓から

色んな人が歩いて行く姿が見えます。

知り合いのおばあちゃんががついに杖を

つくようになりました。

背の高い姿勢の良い方でしたが

転倒を機に歩けなくなってしまったようです。

昨年はバケツ一杯にお庭の梅を持って来てくれて

いつも良くしていただいている方なので

こうして年を取って会えなくなっていくことが

ちょっと寂しいです。

そんな姿を見ていたら

直ぐ近くの別のお宅に

介護食の宅配の車が止まるようになりました。

この御主人は釣りが趣味で

時々大きな魚を持って来てくれて

春になると今年はどんな魚が来るかなって

楽しみにしていました。

それでも７０歳過ぎての一人暮らし

どんなに元気でも

食も細くなるしやっぱり介護食になって行くんですね。

そんなご近所の変化を思いながら

仲良くしていただいている方々が

自分も含めどんどん本当に年を取っていくのだな～なんて

ジ～ンとしていました。

家の周りの方々は良い人ばかりで良かった

そう思いながら・・・

どうしても仲良くなれない

お宅がありました。

多分私のほうが嫌いなのです。

四の五の言ってもどうしても好きになれないのです。

それが伝わってか

以前雨の日に道で会ったら

向こうがいきなり傘で顔を隠しました。

その顔の隠し方が激しくて唖然。

そういう人っているのだなぁ・・・。

ますます嫌いになってしまいました。

それでもご近所だからと無理をして仲良くとか

そういう考え方にも振り回されたけど

止めました。

嫌いなものは嫌いでいい。

全てと仲良くはやっぱり無理がある。

そして好きな物は思いっきり好きでいい。

そうして自分のキモチに正直になって

心の中に

嘘の文字を入れなくていいと思うのです。

嘘でも『嫌いがあってはいけないので』なんて

無理してでも好きになるとか・・・

そんなことはしなくて良いと思うのです。

そしてご近所だから仲良くしないとなんてことも。

特にもめ事がなければ

居ないものとして考えればいい。

そう思うようになりました。

以前

臨床心理士から教えてもらったことです。

「心の中は自由」

生きているだけで

沢山の社会のルールに縛られて

笑いたくなくても笑ったり

嫌いなのに好きと言ったり

もうそういう

自分の心の中まで苦しめなくてもいいですね。

心の中はもっと

のびのびと

の～びのびと

して行こう～♬

杖になったおばあちゃんのことや

いつも元気よく挨拶をしてくれている

釣り好きのご主人のことや

少し離れた大好きな人達のことを

大事にして行こう～っと

と思います。

そんなキモチで春を迎えよう～

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