ラグビーって15人もいるの?! | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

ラグビーって15人もいるの?!

昨日の続きです。

 

 

 

連載漫画の素材を「ラグビーにします!」と言ってから

猛勉強が始まりました。

 

 

ルールブックを山のように買って来て

そして驚愕の事実を知りました。

 

 

 

「1チームは15人」

 

 

 

え?

 

 

それも知らなくて

サッカーよりは多いだろうと思うくらいだったけれど

まさかの15人もいるとは!

 

 

 

そっかぁ・・・

週刊連載で15人も描かなければいけないのか。

 

 

それはかなりの地獄だ。

 

 

 

 

 

でも止まってはいられないので

まず15人のキャラクターを作ることになりました。

 

 

 

それぞれのポジションの特異性と

キャラクターの性格や体格と合わせて

名前も決めて作っていくのですが

 

こんなに一度に15人ものキャラを作ることは

初めてでした。

 

 

しかも連載をしながらのこと。

 

 

 

 

 

ルールブックは

蛍光ペンでラインを引いて付箋も付けて

まるで受験勉強そのもの。

 

 

たくさんルールブックはあったけれど

一番読みやすくてわかりやすかったのは

「日比野弘さん」の本でした。

 

 

連載が終わっても

いつまでも大事に持っていたのは

この日比野さんの本だけです。

 

 

 

 

週刊連載と言うのは

その名前の通り

「一週間に一作描く」と言うことです。

 

 

いくらルールブックを読んでも追い付きません。

 

 

 

 

 

 

ある時ハっと気が付きました。

 

 

主人公は女子大出たてのラグビーのことを

全く知らない先生だ。

 

 

ならば自分と一緒にルールを覚えて行けばいいんだ。

 

 

 

そこから「真子」と一緒に毎回ルールを覚えていき

スカウトする選手達もラグビーのことは

なにも知らないので

ともに学ぶというストーリー仕立てにしました。

 

 

 

 

そのうち少しずつ時間が出来て

実際の試合を観に行ったり

ラグビーマガジンの連載も始まり

いろいろな選手達と会う機会も増え

直接話を聞くことが出来ました。

 

 

 

 

中には一緒にストーリーを考えてくれる選手や

試合の展開にアドバイスをくれる高校の監督も

いらっしゃって

どんどん賑やかになっていきました。

 

 

 

 

 

 

何年か連載が続いて作品が安定してきた頃

編集長がお食事に招待してくれました。

 

 

その時ポツリと一言。

 

 

 

 

編集長

「ラグビー漫画は当たらない。

そういうジンクスがあるんだよ。

15人もキャラクターがいるのと

ルールがわかりにくい事

それがネックのスポーツなんだ。

 

だから”ラグビー”を選んだと聞いた時は

『あ~~~』と思ったんだ」

 

 

 

 

 

わたし

「へ・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

早く言ってよぅ~~~~!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで今に至ります。

 

 

 

 

 

あの時

「ラグビー」を選んで良かったと

今では100%思っていますウインク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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