検査結果に空を仰ぐ

実は夏本番前に

家人の体調が急に悪くなり

いろいろな検査を繰り返していました。

大学病院にもかかり

専門医の検査を受けながら

いろいろな疑いを晴らしていく状態が

数か月続きました。

ひとつひとつ疑わしいと思われる検査をしながら

それが晴れるとまた次のステップの検査に

移りました。

移行していく検査はだんだん

深刻な病気疑いに変わって行きました。

緊急のCTスキャンやMRIも間に入れながら

脳神経外科の医師から

「筋電図を取りましょう」と言われ

その疑いを調べてみると

絶句する病・・・。

その検査を受けるのにまた１か月も時間を要して

その間ずっと

『もし…』と最悪の状態のことまで考えていました。

長い。

本当に

この脳神経外科で行う最後の検査を待つことが

とても長かったです。

でも

どこかで結果を知るのも怖くて

早く検査をして欲しい反面

先延ばしにしたい気持ちもありました。

筋電図はとてもきつい検査だったそうです。

筋肉に針を入れて

その針がとても痛くて

さらにそれを動かし

そして電気を流したりするそうです。

所用時間はたっぷり２時間近く。

どうなったかなぁ・・・と待っていたら

夕方近くになってLINEが来て

「この病気に対しての　疑いは晴れた」と。

その文字を見て

空を仰ぎました。

直ぐ良くなると思っていたのが

夏前からどんどん疑いが重度になって行って

そして最悪のことを考えながら

なにも回答は出なかった夏は長かった。

この夏はずっとわたしも体調が良くなくて

改めて

「健康」であれば何でも出来る。

そう実感しました。

そして最悪のことは晴れたと

検査結果が出た翌日の早朝に見た光景が

この朝日だったんです。

生きているっていいな～って

思いました。

まだ病気の原因はわからないけれど

これから家人の治療はたくさん必要だけれど

「健康になっていくこと」へのキモチが

前向きになりました。

あれが欲しい

これが欲しい

もっと活躍したい

人に認められたい

飾りたい

豊かになりたい

・・・こういう欲は

もういらないな。

健康だったら

明日も生きていられたら

それが一番幸せだな

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