コマとコマの間のキモチ | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

コマとコマの間のキモチ

漫画のコマ割りは特別な世界観があって

コマとコマの間を空けて作ることが多いです。

 

 

印象的なシーンでは

そのコマを他のものより大きくしたり

斜めにしたりすることもあります。

 

 

 

 

このコマとコマの間が空ているのはなぜでしょう。

 

 

 

読みやすいから

順番がわかるから

隣とくっついていると同じシーンに見えるから?

 

 

 

時々受ける質問の中に

「あの隙間はなんだ?」というものがあります。

 

 

 

 

まだ新人だった頃

大好きな先輩漫画家のコマの隙間の寸法を学んで

同じようにしていたりしました。

 

 

 

そして長年描いていると自然に

こんなキモチで描くようになりました。

 

 

 

 

 

 

それは

 

 

 

 

 

「行間」

 

 

 

 

 

なのだと言う事。

 

 

 

 

 

 

 

コマとコマの間は「行間」だったのだと

ある時気が付いたのでした。

 

 

 

 

動きの全てを描くわけでない漫画の絵は

コマと次のコマへ移る時に

そこの隙間にちょっと出来る吐息の時間を使って

次のシーンに入ってもらう。

 

 

 

 

描いている側のそんなキモチが

コマとコマの間に現れて

隙間を作っているのです。

 

 

 

 

 

小説に「行間」があるように

漫画にも「行間」がある。

 

 

 

 

読んでくれている人のタイミングで

その行間は変わっていいし

それは長くても短くてもいい。

 

 

 

 

 

あの隙間に出来る想像力は

きっと大きいなぁ。

 

 

 

 

こうして

コマとコマの間のことを考えると

いつも楽しくなっちゃうんです口笛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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