銀行で肩を落とす人
行員さん
「3度目ですね」
わたし
「3度目です うふふふ」
印鑑を押してこなかったので
行員さん「あれ?」という顔をしていたけど
また違ったら困るのでと話すと
了解!的な顔で「一度ここに押してみましょうか」と言って
試し押し。
行員さん
「これでございます~♬」と言われて
無事に印鑑騒動は終わりました。
そして無事に手続き終了。
本人確認など
もう何度も通っていたので省略でした。
「あ~良かった。
これで全て手続きは終わりましたね」
そう言うと
「お疲れ様でした」
そう言って見送ってもらうお隣のブースで
男性客の声が聞こえました。
男性客
「暗証番号を忘れて・・・
番号も替えたいんです」
行員さん
「そうなると新しくカード発行となりますが
本日は印鑑はお持ちですか?」
出たー
また印鑑の呪縛が!!
男性客
「持って来ていません」
行員さん
「そうなると本日はお手続きできないのですが」
男性客は遠い県外にお住まいらしく
「ああ~・・・そうですか」
そう言ってガックリ肩を落として帰りました。
一体いつまでこの印鑑の呪縛は続くのでしょうか。
わたしは珍しい苗字なので
役所の手続きで印鑑が必要と
かなり以前のことですが言われた時
「持っていないなら
すぐそこの文房具店でお買いになっては?」
と言われましたが
「くじらい」なんて印鑑は簡単に買えず
いつも困っていました。
印鑑印鑑と今よりも言われた数年前に
「じゃあ”シュワルチェネッガー”さんは
印鑑をどうしたら良いのですか?」
と訊いたことがありました。
そしたら市役所の職員さん
「その名前で作っていただきます」
そう言われてビックリしたことがありました。
わたし
「ちっちゃい印鑑にシュワルチェネッガーって
彫ってもらうんですか?」
役所
「はいシュワルチェネッガーって
読めれば良いので」
印鑑好きですね
日本は・・・。
本人が出向いているのに
印鑑の方が信用してもらえる。
そろそろ印鑑ではなくて
人間そのもので
本人確認をしてもらえるようにならないだろうか。
きっとまだ遠い世界のことだろうな~。
印鑑証明が生きているので