春は別れの季節 | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

春は別れの季節

 

 

 

風通しの良いまだヒンヤリした東京駅の広場で

短時間で昼食のおにぎりを食べて

KITTEの洗面所で

歯磨きをして向かいました。

 

 

 

久しぶりの「顎関節症外来」日です。

 

 

 

コロナ対策で病院内の洗面所では

歯磨きもうがいも禁止しているので

外で歯磨きをしていくのが毎回のことになりました。

 

 

 

 

 

 

早速担当医にこの2か月間の状態を報告。

 

 

良い方向に向かっているのは間違いないし。

 

 

この先生に付いて来て良かった!

 

 

しかし夜になると痛みが出て来ることもあり

そんな報告をして一通り診察が終わると担当医が一言

 

 

 

「お伝えしなければいけないことがあります」

 

 

 

まだそのあとの言葉はないのに

この段階でなにか寂しいものを感じる。

 

 

 

 

「今期一杯で異動することになりました」

 

 

 

 

 

 

ああ・・・

そう

 

異動ーーーーーーぅ。

 

 

 

 

そうでしたね

 

春でしたね

 

異動の季節でした。

 

 

 

暖かくなると同時に

お別れの季節でもありました。

 

 

 

医者と患者は二人三脚でお互い信頼して

治していくもの。

 

 

わたしはこの先生がいる時に

外来を卒業したかったので

他の先生は考えられないのでした。

 

 

 

 

 

言われた言葉のダメージが大きくて

心の中で白目をむいていると担当医

 

 

 

 

「まだ診させていただきたい患者さんのために

月に一度だけ診察に来ます。

そこで日程があえば診察できます」

 

 

 

 

 

うっそぅ~~~~!!!

 

 

 

 

 

それもこの外来に来られるのは

半年間だけなのだそうですが

 

この顎関節症という病気

医師との信頼関係が深く

長い闘いでもあります。

 

 

それを異動するからといって

サッパリと切っていくことはしないのですね。

 

 

 

 

今まで自分が診てきた

特に心配な患者さんに

対応をしてくれるようでした。

 

 

 

良かった

わたしは心配な患者さんに入っていた・・・

(・・・良かったじゃないけれどネ)

 

 

 

 

 

 

帰りの電車の中で

先生が自分の担当する患者さんへ

お知らせするために作った手紙を読んでいたら

 

「退職」と書いてありました。

 

 

 

 

同病院内かと思って聞いたら

「地方へ行きます」と言っていたので

関連の大学病院かと思ったけれど

そうですか

まったく違う病院へ行かれるんですね。

 

 

 

 

 

「顎関節症」のことに詳しい歯科医が

一般の治療をしてくれることは

とっても嬉しいです。

 

 

 

この先街にこんな先生が溢れてくれたらいいなぁ。

 

 

 

 

 

自分が診て来た患者を

放り投げることが出来ないで

この大学病院へ駆けつけ

診察に来てくれる担当医

 

やっぱり凄いなぁこの先生。

 

 

 

 

長く一緒に闘って来たこの担当医がいるうちに

笑顔でこの外来を卒業したいと思っています。

 

 

 

笑顔でニコニコ