顎関節の専門外来へGO! | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

顎関節の専門外来へGO!

紹介状を書いてもらった

顎関節の専門外来のある大学病院へ

受診してきました。

 

 

 

顎関節症の専門科に行くのは初めてなので

かなり緊張気味でした。

 

 

 

長く顎関節難民だったので

どういうことをするんだろうとか

検査は大変なのかなとか

全くわからなかったので。

 

 

 

 

担当医がついて

対面で症状を話すことになりました。

 

 

担当医

「この科はお話をする時間が長いので

よろしくお願いします」

 

 

30代半ばくらいから40歳くらいの

男性医師です。

 

 

 

沢山の内容を書いた問診票と

内科医が主訴を書いてくれた紹介状を

しっかり読み込んでくれていて

 

痛みに関するかなり細かな情報も

提供する時間を持ちました。

 

 

 

 

 

「一番痛かった時の数字

そして数日たってからの今の痛みの数字」両方を

物差しで表すこと

 

口を目いっぱい大きく開けた状態で

三角定規で計ることをして

 

顎を両手で触診。

 

 

 

担当医

「にぎり寿司を食べるのは困難ではないですか?」

 

 

 

その通りです。

 

大きめのにぎり寿司なんか食べようとしたら

ネタは口の中には入らず外に落ちて

お米だけ食べることになります。

 

 

長い時間状況を訊いてくれて

しっかりこちらの顔も見て

丁寧に診察してくれました。

 

 

 

途中一度レントゲンを撮りに行くことはあったけれど

あとはずっと対面での診察。

 

 

 

そして診察が終わったら

この先生がたっぷり2時間かけて

診てくれたことがわかりました。

 

 

 

 

レントゲンの結果は

やはりあごの骨の問題が多く

完全な顎関節症だそうです。

 

 

 

だからといって顎を治せるわけではなく

今は鍼で少し落ち着いているけれど

被せ物をした歯の治療が必要になるとのこと。

 

 

 

 

 

今後の選択肢は3つ。

 

①被せ物をした歯医者で最後まで治療をしてもらう。

 

自費診療でした治療は基本的には

同じ歯医者で最後まで責任を持って

治療をしてもらうことらしいです。

 

 

 

 

②当大学病院と連携をしている近隣の歯科医へ

紹介する。

 

こちらの専門外来の診療情報を全て共有してくれるとのこと。

 

 

 

③当大学病院の口腔外科などに受診をする。

 

デメリットは各診療科にバラバラにかからなければならないこと。

 

 

 

担当医はとても丁寧に話してくれました。

 

 

 

 

 

 

①の被せ物をした歯医者への場合

 

その話の中で

「わたしが(担当医)手紙を書きます。

ある意味それは印籠のようなものですから」

 

 

 

そう言ってくれたけど

①の話を聞いていたら

あそこにもう一度行かなければならないのかと思って

脂汗が出て来て気分が悪くなりました。

 

 

 

自分でかなり酷い拒否があるのだと再確認出来ました。

 

 

 

「①は選択肢の中には無いです」

 

 

はっきりそう言ったら

担当医は快諾してくれました。

 

 

 

 

次の受診まで考える時間ももらいました。

 

 

 

 

なによりこの先生がとても良かったのです。

 

 

こちらのペースに合わせて

ゆっくりと対応してくれて

こちらが訊きたいことにも知りたいことにも

ひとつずつ丁寧に答えてくれました。

 

 

 

 

診察台の上に座りながら

『良い先生に出会えたな~』

そう思いました。

 

 

ちょっとみると診察台の上には手書きの文字で

 

「顎リラックスしてね~♬」と

ピースマークと一緒にかかれている張り紙を見つけました。

 

 

 

今回の最後に被せ物を少しだけ削ってくれて

しばらく様子を見ることになりました。

 

 

 

 

 

 

 

どこの医者もみんな忙しい。

 

 

そしてどこも患者は一杯いる。

 

 

主訴を全部言えずに帰って来ることも多かったけけれど

この「顎関節症の専門外来」は違っていました。

 

 

 

 

 

ここの専門外来の一番の仕事は

まず患者の話を聞くこと。

 

その不安を取り除くこと。

 

そして今後の治療に寄り添うこと。

 

 

 

そういう科でした。

 

 

 

診療が終わって先生が最後に

 

「長くかかってしまってすみません」

 

そう言ってくれたので

 

「顎の問題は今まで解決出来ることはないと

思っていたので

今日ここへ来れて

とても安心出来て治るような気がしてきました」

 

 

 

 

そう言うと先生はニッコリ笑って

送り出してくれました。

 

「そう思うことが”勝ち”ですね!」

 

 

 

 

なんだかこの専門外来ってカウンセリングを

沢山してもらっているみたいでした。

 

 

 

今まで積み重ねて来た孤独な痛みを

この日初めて共有してくれる人が現れた

またもや胸が一杯になって帰ってきました。

 

 

 

 

 

 

医療

 

治療

 

診療のこと

 

 

いろいろ考えさせられる出来事に

またもや出会うこととなりましたニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 


くじらいいく子 OFFICIAL

くじらいの公式サイトです!