寒中見舞いで知る訃報 | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

寒中見舞いで知る訃報

とっても素敵な年上の

大御所の作家の先生とお会いしてから

毎年年賀状をお送りしています。

 

 

 

 

 

もしかして年齢的に

「年賀状の断捨離」をされているかもしれない

 

もしかして

また年賀状の返信が増えてしまった・・・と

思われているかもしれない

 

そう思いながらも

お会い出来たことが嬉しくて

その存在があまりにも素敵で

毎年お送りしていました。

 

 

 

 

 

 

こちらが年賀状をいただけるということは

考えたこともなく

一方的でも「お元気ですか」というキモチで

お送りしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして1月半ば過ぎ

先生から一枚の寒中お見舞いの葉書が届きました。

 

 

 

「喪中につき

年頭のご挨拶は控えさせていただきました」

 

 

 

連絡が行き届かなかったことを

手書きで丁寧に書かれていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年齢的に亡くなられたのは奥様かなと。

 

 

 

 

 

 

喪中はがきはもらっても

そのだいたいが親御さんだったりすると

自然な順番として受け止めることが出来るけど

 

それがパートナーを見送ったのだとしたら・・・。

 

 

 

 

 

 

 

高齢になって

長年苦楽を共にして来たパートナーの

喪中はがきを自身で出すこと・・・

 

想像を超えた世界に

思いを寄せました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お洒落でセンスの良い

背筋のスラっとした先生の向こうには

 

この服装を選んでくれたのであろう

先生の奥様の存在が見えました。

 

 

 

 

 

きっと奥様もお洒落な方なのだろうなと

思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

年賀状

 

お元気ですかという

 

キモチで出したとしても

 

その返事に困る時もやがて来る。

 

 

 

 

 

 

 

なんだかそんなことを思いながら

寒い夜にいろいろと思いを巡らせていました照れ