礼儀作法を言うか、言わないか
子供の頃、
『こういうことをしてはいけない』と
オトナたちから教えてもらったことが、
社会に出た途端崩れていったりした時、
どうしたら良いのか、
心の置き場所に困っています
初めての修学旅行では枕を足で踏んでいる子がいたり、
靴下を履いたまま寝ている子を見ると
衝撃が大きくて、
『あれ?世の中一律じゃないのかいっ?!』
そう思う疑問だらけの子供時代でした。
雪山の山小屋では一人だけ靴下を脱いで寝て、
あやうく凍傷になりかけました。
朝起きて周りを見たみんなしっかり厚い靴下を履いて
寝ていました。
『寝る時は靴下を履いていちゃ駄目よ』
祖母に教えてもらったことも、
標高が変われば許してもらえる世の中なんだなと、
遅まきながら知り、
失笑を買いました
でも、どうしよう・・・。
時々一緒に食事をする機会のある人が
ビックリする程
『お箸を振り回す』(笑)人で、
その使った自分のお箸で人の顔を差したり、
指揮者のように感情をお箸で表します。
『一度口の中に入れたお箸を
決して人に向けたりしてはいかんぞ』
そういうものだと思っていたけど・・・、
世の中はとっても広いからなぁ。
礼儀作法。
この素敵でとてつもなく曖昧な見えない約束事。
そんな約束はした覚えがない、
そう言われれば、そうだけど。
『お箸を振り回さないで』
その一言が言ったあとの気まずさに負けて、
なかなか言えないのです。
ニャンズに言うか。
『しっかたねっスナ』
もっと世の中のこと、
いろいろ目をつぶれ、と言われるかな