生きた心地のしなかった日々 | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

生きた心地のしなかった日々

病院に結果を聞きに行って来ました。

 

 

 

結論は

 

「積極的に異型上皮との認識には至りません」

 

 

ガン化はしていない、ということだそうです。

 

 

 

 

 

 

診察室に入ったらいつもはテキパキと

状態を話してくれる医師がこの日はちょっと違って

 

「麻酔の時、目がパチパチだったそうですね~」

 

そう言ってニッコリ。

 

 

心の中でこの笑顔に凍り付きました。

 

 

 

 

 

 

以前見たドラマ「woman」の中で

高橋一生さん扮するドクターが

 

ニコニコ笑ってシビアな病名を告知する、

というシーンが忘れられなくて、

 

心ある医者は辛い告知をする前に、

患者を和ませるために笑顔になるんだって、

 

思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

医師が見せてくれる精密検査の結果を読んでも、

生検特有の言葉使いなのでよくわからず、

 

も~たまらず担当医に

「ガンではないんですか?!」とハッキリ聞きました。

 

 

「はい、違います」

 

 

その明確な言葉を聞いて、

やっと安心出来ました。

 

 

 

 

しばらくは経過観察が必要だけれど、

長く自分の身体を診てくれている

 

ドクターがいてくれること、

やっぱり安心出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

病院で会計を待っている間、

友人にメールを送りました。

 

『大丈夫だったよ』

 

 

そしたらなんだか涙が込み上げて来ました。

 

 

 

 

検査手術にも関わらず、とても怖かった。

 

 

いろいろな初めての経験が、

この先のことなにも見えず、

 

不安で一杯でした。

 

 

 

 

そのメールを送った

何年も前にガンの手術をした友人のことを

思いました。

 

 

わたしは彼女の手術の時に

側にいてあげられなかったので。

 

 

 

ひとりで告知を受け、

ひとりで入院して、

 

ひとりで手術を受けて、

ひとりで家に帰ったのかもしれないと思ったら、

 

どれだけ心細かったろうと、

その思いが湧き上がって来て、

 

胸が熱くなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分がこんなことにならなければ、

相手の本当のキモチをわかることが

 

出来なかったと思うと

なんだか自分がなさけなくなり・・・。

 

 

 

 

 

 

 

病院からの呼び出し、

 

「疑陽性」の疑い、

 

手術日の決定、

 

検査報告まで

 

わずか13日間の出来事でした。

 

 

 

 

生きた心地のしなかった年末でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

良かった。

 

今描いているソーシャルワーカーとの共著本が

最終作品にならず

 

「ぜつぼうごはん」食べずにすんだ。

 

 

 

まだまだ仕事をさせてもらえそうです。

 

 

 

感謝です。

 

 

 

温か~い年末を迎えたいですね照れ

 

 

 

 

 

 

 

 

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