麻酔が効きにくかった理由 | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

麻酔が効きにくかった理由

手術検査・・・終わりました。

 

 

 

 

 

行ってすぐに、

血圧測定と体温を測り、

 

術着に着替えて、

横になって点滴が始まりました。

 

 

しばらくすると今度は「筋肉注射」をされ、

 

「では、オペ室に行きましょう」の声で

移動。

 

 

この時すでに、手汗いっぱいかいてます。

 

 

 

受付からずっと一緒にいてくれる看護師さんが

とっても優しくて

「夕べは眠れましたか?」と

心配そうな顔で聞いてくれました。

 

 

きっと、わたし心折れかかっている顔を

していたのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

オペ室に入ると、

いつも自分が漫画で描いているあの世界が

広がっていました。

 

 

そこで心電図を取り、

右手には血圧計を挟み込まれて、

まな板の上のクジラになりました。

 

 

 

この堂々たる手術っぷりの世界の中で、

この先どうなんるんだろうって、

不安が激大しました。

 

 

 

 

院長が少し遅れている間、

ずっと寄り添ってくれている看護師さんが、

 

部屋を出て行くたびに

「少し外します」

 

帰って来るたびに

「戻りました」

 

 

そう声をかけてくれました。

 

 

 

 

この、深々としたアウエイのまな板の上に

たった一人で横たわっているのは、

 

さぞかし不安だろうって思ってくれているのが

伝わって来て、

 

そのキモチ大変ありがたくて、

親友申請をしたくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

オペが始まると同時に、

静脈麻酔を始めます。

 

 

もっと前からやるのだと思っていたので、

『今からでも大丈夫なのか?』と

 

目くばせで親友申請中の看護師さんに

心の中で聞いてみたら、

 

 

「いつもこのタイミングなんですよ」

 

と言ってニコっと笑ってくれました。

 

 

 

その静脈麻酔薬が

点滴で身体の中に入って来ると、

 

まるで血管の中にメンソレータムでも

入ってきたかのような

 

ヒンヤリした異様な感じになりました。

 

 

 

 

 

さて、

 

手術は静脈麻酔をしているにも関わらず、

 

痛い!!

 

 

 

 

想像以上の痛みに『麻酔を足してくださ~い』と

目くばせ。

 

 

 

いち早くそれに気づいた院長は

「足して!!」

 

 

 

鬼鶴の一声で少しだけ足すも、

やっぱり痛い。

 

 

 

 

 

オペ室のアラームが鳴りました。

 

 

わたしの呼吸が浅くなったため、

鳴ったらしい。

 

 

 

両脇に看護師さん二人が立って

肩を軽く叩いて、

 

「呼吸してください」

 

 

おおっ、無意識に無呼吸だったみたいです。

 

 

危なかったです。

 

 

 

 

 

予定よりも長かったので、

 

もうやだぁ~と思ったところで、

ノーサイドを迎えました。

 

 

 

 

「終わりましたよ」

の言葉に、

「ありゃがとう~ござぁ~・・・」としか、

言えませんでした。

 

 

やっぱり麻酔はちゃんと効いていたんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあなんで患部の組織を全面取る時に、

あんなに痛かったのかと聞くと、

 

 

 

 

「緊張が麻酔を

 

上回りましたね」

 

 

 

と・・・。

 

 

 

 

緊張が大きいと、

筋肉が固くなって、

 

麻酔が効きにくくなるんだそうです。

 

 

 

 

 

だからなるべく緊張しないほうが

良いのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、私ったら・・・。

 

 

 

麻酔の効き目の左右は

自分にあり。

 

 

 

勉強になりました。

 

 

 

 

でも、やっぱりまた次も手術と言われたら

絶対緊張すると思います。

 

 

 

 

 

病室に戻ってもしばらくはユラユラだったので

ずっと横たわっていて、

 

看護師さんが心配していろいろ質問してくれたけど、

口がうまく動かず

 

素敵な会話をすることが出来ませんでした。

 

 

 

言えたのは

「ありゃ~とぅ~ござぁ~~~・・・」

 

 

その一言くらいでした。

 

 

 

本当にお世話になりました爆  笑

 

 

 

 

 

 

 

でも、これからまだ最終判断がまっています。

 

 

どうか、

良い結果でありますように。