世捨て人の同窓会 | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

世捨て人の同窓会

高校の同級生5人で同窓会をしました。

 

 

 

卒業してからほとんど会わずに来たので、

もんのすご~い・・・

ビックリするくらいの久しぶりです。

 

 

 

 

仕事、結婚、子育て、転勤、介護・・・

 

 

 

特に女性は、

 

仕事している者同士、

 

子育てをしている物同士、

 

同じ環境に身を置く友との付き合いが多くなることが

あるので、

 

会わなくなってしまうと

本当に途切れてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5人とも1年の時は同じクラスでした。

 

 

2年から皆別々のクラスになったのに、

繋がりをまた持ちたいと思うキーワードは

 

「漫画研究会」でした。

 

 

 

通称「漫研」

 

 

 

 

遅い時間までみんなで漫画を描いていました。

 

 

クラスが変わってもいつもそこで会えたので、

仲良かったのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてわたしと言えば、

長い「世捨て人」生活を送っていました。

 

 

25歳でビッグコミック スピリッツの週刊連載を始めてから

約10年間、

 

生活圏内は仕事場という

残酷人生の真っただ中にいたため、

 

その間ほとんど友達に会うこともなく過ごしていました。

 

 

 

 

年賀状のやり取りも

いつの間にか途切れてしまったことにも

気づかない生活。

 

 

 

誰がいつ結婚したのかも、

今どこに住んでいるのかもわからなかったのです。

 

 

 

本当に「世捨て人」そのものでした。

 

会う人と言えば「担当編集者」くらいでしたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女子高だった母校がいつの間にか「共学」に

変わっていたこと、

 

おしゃれとは程遠かった制服が

チェックのスカートにブレザーで可愛らしくなったこと、

 

隣の席の仲の良かった子が

自ら命を絶ってしまったこと、

 

 

知らないことが一杯ありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

同窓会にはほとんど縁がなかったけど、

走馬灯のように高校生時代が蘇って来て、

 

また、久しぶりに会ったのに、

距離感があまりなくて、

 

皆自然体でいたこと、

嬉しかったです。

 

 

 

 

10代の一番大切な季節を一緒に過ごした仲間は、

オトナになっても同じ風景を見ているような

気がしました。

 

 

 

 

 

 

その当時まだ女子高だった我が「漫研」からは

もうひとり漫画家がデビューしました。

 

 

1年先輩にあたる「松苗あけみ」さんです。

 

 

 

ヒットした作品『純情クレージーフルーツ』を

読むたびに、

 

会えない皆のことを思い出していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世捨て人は同窓会によって、

また繋がりを持ちたいとやっと思えるようになり、

 

遅い季節の到来で、

世を捨てない人へ只今変身中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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