誰もいない時に来た方々 | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

誰もいない時に来た方々

不思議と今日は昨日の続きで、


昨日は一昨日の続きで、


一昨日はまた1年前の続き・・・


まだそんな感覚で、


なにが終わって、なにが終わっていないのか、


少しボォ~としています。




それでも急な葬儀に駆けつけてくれた人達のことを思うと、


胸が熱くなります。



暦の影響ですぐに通夜、翌日告別式になりました。


それに、これ以上寝たきりで過ごさせるのは可哀想で、


ドライアイスの中に何日も置いておけなかったのです。



本当に急なのに自分たちの予定を置いて、


親しい方々が集まってくれました。



笑顔の花葬に、


時に泣き、時に笑いのかけがえのない時間でした。






気づけば介護生活は11年間だったんです。


4年は自宅介護で、


その後は介護ホームで7年間お世話になりました。






お通夜の晩に、まだ誰も来ていない早めの時間に、


お焼香をあげに来てくれた方々がいました。



母が7年間お世話になった介護職員3名が


代表として駆けつけてくれたのです。



お通夜の30分前にお焼香を済まし、


いろいろ話をした後、


引き止めも叶わず遠慮されるように帰られました。



出来るなら喪主のすぐ後ろに座ってもらいたいくらいの


方々でした。




一人娘で大変でしょうと言われるけど、


一緒に思いを寄せてくれ、


大切に母のお世話をしてくれた方々がしっかりと


寄り添っていてくれました。




職員達は母の顔をお名残惜しそうに慈しむように見たあと、


帰る間際に思い出話をしてくれました。




親類縁者の誰も知らない話を、


このホームでのかけがいのない7年間の話を出来るのは、


職員の方々とだけです。




そして誰にも会わず列席せずに静かに帰る後ろ姿に、


ただただ胸が熱くなりました。


引き止めたいけれど、


叶いませんでした。



あの方達が居なかったらわたしは、


ここまで辿り着けなかったのですから。





言葉には言い尽くせないほどの感謝で、


涙が溢れてきました。




来てもらえて嬉しかったです。


心から。







この日本の大事な底力の人達が、


陰の世話人という評価だけではなく、


人生の最も大事なラストを一緒に歩む相棒として、


高く評価されて当然だと思います。





そしてそういう世の中であってほしい。







皆でこの高齢社会に向けてもっと前向きでありたい。



そこにはなくてはならない、


大事な人達です。





母を愛してくれて、ありがとう。














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 ■無題

先が見えないことが、自分にとっては恐怖でした。

やり抜こうとか頑張るとか、個人の努力は何の役には立たないと身に染みて思いました。


多くの人に支えれたの自分の介護でした。

■無題

遅ればせながらやっと今日ぜつめし第一巻ゲットしました(^^)v

リハビリ兼ねて右手でページをめくりまくります‼(笑)





遠くからリハビリのお手伝いが出来て、

嬉しいです。頑張ってくださいねペンギン












■無題

すばらしいです(T-T)
ナイスランです(T-T)
旅立つお母様の、大きな優しさを感じます。
私も、いく子さんのこと想っています。

先生のこと想ってるから

 ■無題

そしてゴールゲートの向こうには会いたかった人みんなが待っているですね。
無制限に愚痴をこぼし、無制限に笑い、いつの間にか向こうの人になっているですね~


何日か経って大変な想いをして送った側は、ふと羨ましく思うですね






 ■無題

そうだったんですね…。ご愁傷様でした。

先生のお体は大丈夫でしょうか?

 ■無題

悲しいのも辛いのも、虚しさも、寂しさも、想いで息が詰まるのも、みんな遺されたヒトの特権です。そこまで解っていながら、来たるべき時にはきっと、私は取り乱すと思うです





きっと大丈夫!取り乱したら、書き込んで!

わたしがここにいるからペンギン