フレンチ・バーバリアンズ団長のリーヴ氏のこと

昨日ラグマガのイラストを描き終えて、

’９７に発売された「ラグビークリニック」の記事に

もう一度目を通す。

何度読んでも気になるこの一文。

リーヴ氏

『覚えていません。

なんの記憶もありません。

ラグビーのことはあまり覚えていないんです』

記者がもう一度違う質問にして問いかける。

リーヴ氏

『私がなぜプレーしなくなったか、なぜでしょうか・・・。（略）

これどとにかく辞めたのです。

もうなにも覚えていません』

フランス代表でキャップ５８を持つ世界レベルの選手のこの言葉は、

なんとも言えない、不思議な感じを受けました。

燃え尽きたのか。

覚えていたくない思い出なのか。

それともこの人特有の世界なのか。

高名であって、多くを語らない、

なんとも不思議な感じのするファンタジーな人です。

ほとんどラグビー界で目立つ活動はしていないのに、

このフレンチ・バーバリアンズの団長だけは務める、

ここも彼らしいと言ったら、彼らしいのでしょうか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　(C)ベースボールマガジン社
　　　　　　

日本代表対フレンチ・バーバリアンズ

6月20日、24日と2試合あります。

わたしは24日に参戦っ・・・！

・・・将来、漫画家を辞めたきっかけは？と聞かれたら、

『ムフフ、覚えていません』

と、遠い惑星を見るような目で言えるかなぁ～。

ムフフ。

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