『箱庭療法』3~ "この距離好き  ” | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

『箱庭療法』3~ "この距離好き  ”

箱庭療法の続きです。

どんどん、なんだかわからないけど手が動いていくのですが、

でもね、心の中では思っていましたヨ、ちゃんと。

『私、漫画家だしなぁ、ヘタなものは作れないなぁ~。

出来上がった箱庭見て、心理士のK先生が

うっ・・・センスわるっ!!って思ったら嫌だなぁ~』

そう、斜め後ろに居るK先生がどう思うのかが、

気になって仕方ないのです。


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『箱庭療法』1 ~ ”臨床心理士登場!”


『箱庭療法』2~”さて、始めてみます”



ここで、ずっと傍らにいてくれるK先生のポジションに注目しました。


私が箱庭を作っているときにどこに居るかというと、

左後方8時の位置です。


一歩足を出して手を伸ばしたら、ちょうど私の肩に触れるくらいの

距離です。


手を出したらいきなり触れる位置でもなく、

もっと離れてしまって遠い感じはしない、

ちょうど良い位置に立って

私の声にうなずいてくれるのがわかる距離でした。


いいなぁ~、なんだかこの距離、私好きだわ。

これって最強の心地のいいパーソナルゾーンですね。





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さてここでなにを思ったのか、山の上にいきなり灯台を置きました。


なぜか池にはヨットも登場しました。


自然物が好きといいながら、テーマパークは苦手なんですと

K先生に自分の好き嫌いの話をしているのに、

ここでいきなり人工物が入ってきました。



箱庭を作りながら、心の中で


『よくドラマで子供に絵を描かせて問題のある子だと

その子の描く太陽は真っ黒かったり、

親の顔が塗りつぶされていたりするじゃない。

自分がそのまま出ちゃうわけでしょ。

だから私は争いや悲しい気持ちを表現したいのではなく、

今自分が作っていて楽しい箱庭を作ろうっと。

そう、今私はそういう箱庭を作っている』


そんな気持ちでした。




ところで、

私には2年前から抱えていた”ある問題”がありました。


今は少しずつ改善されていると思いますが、

まだその後遺症が残っています。


人から見たら、たわいのないことだけど、

すっかり自分の心の闇の中に入り込んでしまっています。


でも今作っているのは『箱庭療法』と言っても、

自分の作りたい世界です。

海獣も戦車も現われない平和な世界。


ここでちょっと自分で思いました。


『あら、こうやって見るとなんて平和なのワタシ…』




そろそろ完成かな・・と思った時K先生が後ろから珍しく話しかけてきました。


「その湖は大事なんですねぇ」



「・・・え?湖?大切?ここが?」



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自分では全くわかりません。


でもよく見ると箱の中はなんとなく雑然としているような気がします。



この箱の中心はどこだ?!





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こんなに沢山あるモノの中から、ある動物を手にしました。

そして山の上に置きました。


K先生としばらく談笑しながら、なんとなく自分のことを話ながら、

その動物を山の上に置いた瞬間、

あ!完成した。

と思ったのです。



ストンとなにかが落ちたのです。




To Be Continued…









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