『箱庭療法』2~”さて、始めてみます” | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

『箱庭療法』2~”さて、始めてみます”

さて『箱庭療法』の続きです。




『箱庭療法』1 ~ ”臨床心理士登場!” のK先生がまずはじめに


箱の中の砂を触ってみせてくれました。


「サラサラしてこれ気持ちいいんですよ」


その時、砂の中に手を入れていた先生が「あっ!」と言って

なにやら光るものを取り出しました。


「宝物が埋まっていました」


砂の中に埋めたりする人もいるそうです。


へ~えぇぇぇ・・・。


埋める・・・箱庭療法って上に乗せるだけではないんですね。


「山を作る人もいます。

それとこの砂をこうやって寄せると青い下地がでてくるんです」



へ~えぇぇぇ・・・。


箱の中の下地を出して、それを空や海にする人もいるんですね。


ちょっとだけ予備知識を入れました。




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箱庭・・・っていうので、おせんべいでも入っていそうな箱で作るのかと

思ったら、机一杯の大きさでした。

思ったより大きいのでちょっとドキドキしてます。



砂に手を入れたらひんやりしました。

子供の頃砂遊びをしていたのを、この砂を触って思い出すそうです。

人間の奥底に、子供の時の遊びが残っていて、

それと同じようなことをすると

大人になっても思い出して楽しくなるんですかねえ。

だんだんやる気が出てくるんでしょうかねえ。

では、スタートです。

まず最初に砂を盛り上げて箱の隅にを作りました。

頭の中にはぼんやりとした光景がありますが、

山作っていると自然に”外の風景”を作っているんだなあって

自分でわかってきます。

箱庭のモノたちの中に、家の中の家具もありましたが、

ここからそれらは私の中で自然と除外されます。

その麓にを作りました。

箱の下の青が印象的だったので、青のある箱庭を作ってみたく

なったのです。


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さてここから自分の気持ちにストップをかけないように、

画像を撮らずにサクサクとやります。



山の麓に湖が出来ました。


そしたら周りに木を置きたくなったので、どんどん木を置いていきます。


ヤシの木のような柔らかい南国風の木を選びました。


湖が寂しかったのでアヒルを置きました。


周りにはきっと泳がない鶏や羊が来ました。


・・・そう、やっていくうちに〝来た!”って感じになっていくんです。



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湖にばかり時間をかけてしまったので、反対側が寂しくなっていたので、


心の中で

『家がないと心理士のK先生に、バランスの悪い人・・・って思われないかなぁ』

って、ここは思案しながら作りました。


冷静で冷めて作った所です。


もログハウスのような自然系。


『あ、ここに人も居ないと、人間嫌いなのかと思われないかなぁ』

と、またもやかなり冷静に置きました。


家はほしかったのですが、本当にここに人間たちを置きたかったのか

どうかはわかりません。


も置こう。


なんとか潤いのある人間だということをここでアピールしました。



あの始めにまっさらな箱にいろんな自分の世界を置きながら、

K先生と少しずつ話しています。


私はずっと自分の作った箱を見ながら、箱の中の物語を

話しています。


私の少し後ろにいるK先生は、私の話している世界をなぞっていくように

うなずいています。


作っている私はK先生の目線も気になりながら、

でも不思議と手はどんどん動いていくのです。








To Be Continued…





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