ビッグコミック オリジナル発売！

ビッグコミック　オリジナル増刊が発売されました！

「いとしのタンバリン」第7話

が載っています。

東日本大地震の時に描いていた作品です。

何度か停電があり、その時どの絵を描いていたのか

もう忘れてしまうくらい描いても描いても

終わらなかった・・・デス、今回。

原稿が上がるまでこんなに長く感じたことはなく、

締め切りに間に合った時は、ホント・・・スタッフと

抜け殻になりました。

予定より1日遅れての原稿アップです。

それも元々ギリの予定日でした。

さらにギリギリまで引きのばしてくれた

ひざ曲がらない芸人似のN担当編集者さん、

ありがとうございますー。

漫画家の担当編集者のイメージって、

鋭くチャッチャッとせかす、

という感じがあるかもしれないですが、

この”ひざまが芸”担当さんはいつも笑顔です。

それって凄いんですよ。

かなりギリギリなのに描き手の前ではしっかりと

笑顔で対応出来るって、なかなか出来ることじゃないんです。

大変な時に眉間にしわを寄せているほうが、

人間って楽みたいなので、

締切時に笑顔の編集者ってそういません。

だからって、こちらはああまだ大丈夫なのか・・・

って思わないのは、

やっぱり漫画界にだてに長くいるからでしょうか。

笑顔を見ると、はい・・・とっても焦ります。

スタッフの机です。

二人ともやっと帰宅出来ました！

くじらい　「ナカバちゃん・・・お願いがある・・・のデス」

ナカバ　『ギクッ------------！！！』

くじらい　「切り張りしてほしい・・・」

ナカバ　『まぢでええええ～～

　　　　このくそ忙しい時に

　　　　ホンキ～～～！？』

と、仮に思っても

ナカバ　「ハイ-！」

と笑顔で快諾してくれます。

ベテランのもう一人のスタッフのクミちゃんは

ひたすら

「カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ・・・」

と、ペンを走らせています。

芸術家なので。

一部の漫画家を除いては、

連載をしている作品はだいたいアシスタントが

いることが多いのです。

ページ数があるので、一人作業では

間に合わないのです。

漫画のタイトルページには漫画家の名前しか

載っていないけど、

作品は何人かのスタッフの力に支えられて

出来ています。

なので本になった時は、みんなで喜びと

反省会と、なんだかんだととても賑やかなんです。

こうやって、ああ頑張って良かった～と思える

大事な瞬間が毎回くるわけなんですね。

きっとどの仕事でも名前は外に出ないけど、

”大きな力”になっている人は沢山いるんですよね。

その力があったからこそ、

あの仕事が出来たんですネ！！

今日もお疲れさま！

やっと桜ですねー！！