久々の来訪、ふもとや

標高の高い開田村もやっと春本番という感じ

 

とうじそば、二人前。雑炊セット・・・結構な量のご飯が。

具だくさんで、うまい。

絵的にはあまり美しくないが・・・〆の雑炊。

 

所変わって、木曽福島宿の上の段 坂を上ると高札場跡。

休憩所の前に、古い町並みの様子が掲げられていた。

民家の入り口に、ぽつんとオダマキ

上の段の通りは昔の趣のまま。

狭い路地の奥に大通寺

井戸の先に下り坂。その向こうを中央本線が通っている。「しなの」が走っていった。

漆器店の店先に巣作り中のツバメ。

かわいい看板。大事なところをはっぱで隠して・・・・・

失礼しました(笑)

木曽福島駅まで来ました。人が全然いないんですけど。ちらほらといるのは外国人のツーリスト

日本初の鉄筋コンクリートアーチ橋・・・ですか。

 

久しぶりの土曜日の蕎麦活! ここ数年春恒例の山菜を求めて中山道へ。ついでに推しの蕎麦へ。朝がちょっとのんびりだったので、いつもなら浜松から鳳来へ、奥三河を走り抜けて恵那につなげていくのだが、新東名から東海環状道、さらに中央道へ、距離的には少し長いが時間的には1時間以上早い(はず)恒例の岡崎SAでパンやらお土産やらを購入し、東海環状道、土岐Jctから中央道へすいすいっと。しかし・・・中津川のICで降りるとETCが信じられない言葉を発する。「料金は4860円です!」「高っ!!!」それのそのはず、このGW期間中は休日割引適用外。日頃、山出撃車ジムニーの軽、休日割料金に比べると倍近い。異常な高額。ぶつぶつ・・・

 中津川からR19木曽川ラインをどんどん北上。バイクツーリングにはいい季節だ。バイクが多いねー。どこまで行っても、桜や桃が満開。本当に美しい季節を感じながら走る。

 道の駅木曽福島で無事にお目当ての山菜を購入。コゴミ、コシアブラ、タラノメ。おいしそうな路地物のキュウリと蕗味噌も。さて、そばを目指して走る。R361に入り、地蔵峠に向かっていくと道の両側にはモモやサクラが咲き乱れ、桃源郷か?という美しさ。地蔵トンネルを抜けて開田村に入り、お目当ての「ふもとや」へ。

 初訪問は何年前か。40年ほどたつのかもしれない。バイクで走り回っていたころ。まだネット情報はなく、バイク雑誌やガイドブックの情報を頼りに、名物の「とうじそば」を求めて、この店にたどり着いた。以来何度来ただろうか。人気の店になり、満員であきらめたことや、遅くなってすでに売り切れ、ということもあった。口コミでライダーに人気となり、いつ行ってもバイクが停まっている。そしてライダー優遇制度もあって、二輪車(自転車含む)で来た人は無料で大盛にできるサービスがある。

 今日はどうかな、と思って着いたのは12時過ぎ。意外に空いていて、やっぱりバイクが3台ほど。車も数台。だが、店の中に入ってみると、ライダー三人組とご家族だけだった。

 お茶うけに出された大根のたまり漬けも旨い。注文を取りに来たのは、中学生?くらいの若い女の子。家のお手伝い??いつもおなじみ「とうじそば」と〆の雑炊セットを二人前頼むと、そばで見守るように見ていた女将さんが、「雑炊セットは量が多いので一人前でいいと思いますよ。」とアドバイス。じゃあそれで。

 すいてるなあ、よかったよかった、と思っていたら、そのうちに老齢のご夫婦が来店、さらに熟年男性4人組の旅行者も。

 おいしくいただきました。お勘定場で、女将さんが、「このあたりお花がきれいでしょう、今年はみんないっぺんに咲いたようで。」やっぱりどこもそうか。

 さて、腹ごなしに少し歩きますか。下って木曽福島の街の中へ。旧中山道はもちろんこの町も通っている。古い町並みが少しだけ残っているようで、関所近くの駐車場に車を置き、街道を歩く。上の段と呼ばれる通りには古い町並みが保存され、旧街道の趣を残す。江戸時代からあるという古い井戸から八沢川の橋を見下ろすとその先の高台を特急しなのが走り抜けていく。商店街には漆器店などが並んでいるが、歩く人はほとんどいない。旅行風情の人はインバウンド客がちらほら。リュックサックを背負った熟年の外国人女性4人組が元気に北に向かっていった。今からだと、藪原あたりまでかな?

 人がほとんどいない、木曽福島の駅まで歩いて、戻る。約3キロ。中山道は昨年、妻籠と馬籠の間、さらに少し北へ十二兼駅までと、原野駅から奈良井までを歩いたが、その間は未踏。またいずれ。

 さて、帰りましょう。権兵衛峠を越えて、伊那へ。さらに高遠へ。高遠城址の桜ももうすっかり終わり。かつては、4月の終わりごろ、という感じだったのだが、こちらは年々早くなっているような。日が西に傾きかけた頃、杖突峠を越える。八ヶ岳も一気に雪が減って、シマシマ模様。