黒板塀と長屋門という独特の造りが特徴の花沢集落

かつてはミカンで潤った農家が多いそうだ。立派なもん(門)です。

沢の水には紅葉の葉が散り浮く、ちょっと色が淡いが。

こちらも長屋門を改装した人気のカフェ。リフォームが終わって、さらにきれいになりました。

法華寺に立ち寄る。

門前の馬頭観音は文化9年と刻まれる。その隣は天明の年号。どちらも江戸時代。

静岡県ではまだ、秋の名残がある。

趣ある山門

修復が終わりきれいになった本堂をのぞいてみた。見事な厨子の前に御前立の千手観音。ご本尊は秘仏。

集落一番奥の登山口は、まだ紅葉に彩られている。

ひと登りで鞍掛峠。

ここにも日付のウェルカムボード。粟ヶ岳もしかり。最近、あちこちでこれをやる人がいるらしい。某ブログでは、高尾山の絢爛豪華な物が紹介されていた。

ちょうど1時間で山頂。

山の神にお参りして、

富士山はほぼ雲の中。

伊豆半島はよく見える。

安倍奥の山は雪に霞んでいる。山伏あたりも白いなあ。

 

花満尾根を進み、日本一の家康ベンチ。

その前にはこんな光景。富士山はさらに隠れてしまった。

日本坂峠のお地蔵様にごあいさつ。毎度お世話になります。

そして再び法華寺に下りてきた。まだ色鮮やか。

 

 12月28日 厳しい冬型。風も強い。家の用事をいろいろと片付け、昼前から毎度おなじみの満観峰へ、ランチ兼トレーニング。さすがにこの年の瀬では車は少なめ。と言っても満車ではないというレベル。結構いますね。11時少し前、歩き始め。伝統的建造物群とされている、花沢の里を歩いて抜け、法華寺に立ち寄る。法華寺はまだまだ紅葉が見ごろ。ひと登りで鞍掛峠。さらに20分ほどで山頂へ。法華寺に参拝してちょうど1時間。山頂には5,6人の人がいて、割と静か。若い女性が山頂ランチで楽しそう。他にも熟年登山者が数人。景色を見ていると、ランスタイルの登山者が続々と花満尾根側から登ってきた。みな手にマップやシルヴァコンパスを持っている。話を聞いていると、どうやらオリエンテーリングのイベントが行われているよう。カップの天ぷらそばで一足早い年越しそば。今日は富士山は半分ほどしか見えない。安倍奥はよく見えているが、最奥の八紘嶺や山伏あたりは雪に霞んでいる。

 続々とOLのランナーがやってきて、でも和気あいあいと情報交換したり、写真を撮ったり。あまり競技性の高い会ではないようだ。別の参加者ではないランナーグループも合流して、知り合いがいたのか、ご挨拶がにぎやか。「え~、OLやっているの?村越先生の?・・・・」村越先生とは、地元静岡大学の教授だが、競技OLの第一人者。全日本OL大会で前人未到の15連勝、通算22勝という大記録の持ち主。最近はアウトドアでのナヴィゲーションの伝道者として道迷いなどに関する著書も多数。私も以前、主催するロゲイニング大会に参加したことがある。

2013年、まだ元気に走れた頃

 このあたりで、競技性の高いトレラン等をかじっている人なら、知らなければモグリと言われる有名人だ・・・

 

 OLの人やランの人は、続々と丸子富士方面へ下っていき、さて、もう少し歩きますか。いつものコースで花満尾根を日本坂峠まで。30分で峠。さらに15分ほどで法華寺の裏手に再び下りてきた。墓地のある、日本坂峠コース側から見ると、まだ法華寺は紅葉に包まれている。さらにのんびり下って、終了。2時間48分、6.4㎞ 登高は559mでした。