御池通を東に進むと、街路樹の桜が満開。ソメイヨシノではなく、赤味の強い花。

寺町通に入るとすぐに、本能寺。

三条通にでるあたりで、趣のある蕎麦屋を発見。老舗の常盤





四条通を東に進んでいくと鴨川。その先に南座が見えてきた。

 

八坂神社に到着

ソメイヨシノはまだまだこれから

円山公園の枝垂桜は実はこの木の後ろ。手前の花が見事すぎて。

他にも見ごろの桜がいくつか。

結婚式の写真だろうか。カフェの横で和装の二人がカメラマンにポーズを指示されている。

二寧坂あたり、どんどん人が増えてきます。

産寧坂、人しか見えません。

見頃の桜も一本。

清水寺に着くと境内にも人の波。

清水の舞台から見下ろせる木々はカエデ。サクラは見当たらず。

音羽の滝は順番待ちの長い列。

やっと咲き始めたかというところ。

陽が西に傾く頃、京都駅に到着。

京都駅も、人、人、人。

 

 三条大橋で今日のメインの目的を終了してもまだ10時過ぎ。しかし人はどんどん増えてくる。しかも夏のような日差しで暑くなってきた。ほぼノンストップで歩いてきたから、お昼でも食べながらのんびりしよう。いくつか目星をつけていた店のうち、老舗の蕎麦屋をめざして三条通を西へ。烏丸通まで出て北上。京都御所に向かって歩く人も多いようだ。御池通から少し脇に入って車屋町通り。尾張屋本店。開店15分ほど前に着いたが、すでに待ちの列ができており、店員さんが人数を数えて案内をしていた。どうやら一回転目には入れないようで、1時間ほどの待ちか。それなら行きたい所も多いし、先に進もう。と踵を返す。御池通を東へ進むと、街路樹になっている桜が満開。赤味の強い河津桜に似た品種だろうか。その反対側に見える寺町通のアーケードに入る。すぐに本能寺。御存じ本能寺の変、織田信長が討たれた歴史が変わった舞台。にぎやかな寺町通を歩き食事できそうな店を探す。あねさんろっかくたこにしき・・・と道を横切りながら進んでいくが、三条通に戻る手前でいかにも歴史を感じる蕎麦屋を発見。ここで食事にしよう。地元の人が食べにくるような、蕎麦屋というより定食屋さん。中華そばと焼き魚の和定食を注文。仕事中のような人や、地元の常連さんなどなど。定食二つでは多いので、中華そばにしてご飯を多めにしてシェアしようと思ったら、「もともと多いですよ。」と女将さん。じゃあ、普通で。確かに普通の茶碗二杯分ほどの量だ。しかも、味付けのりやふりかけや、焼き魚、漬物とご飯が進むものばかりついている。働く人向けなのか、味も濃い目。中華そばは・・・悪くはないがスーパーで売っている三玉パックの生ラーメンの味そのもの。チャーシューの代わりに、生姜焼きの肉が二枚。おいしくいただきました。ちょうど昼時であとからあとから人がやってくる。回転は速い。我々よりあとから入ってきて、先に出ていく人も。そろそろ出ようというころ、親子連れがやってくると女将さんが、「ごめんなさい、うちは20歳以下は入れないのよ。条例で決まっていて。」と断っている。え?どういうこと?と思いながら店を出ると、喫煙可能の店だった。条例で分煙ができていない店には20歳以下は入店禁止となっているそうだ。入った時には誰も吸っていなかったので気づかなかったが、そういえばテーブルには灰皿があった。私も妻もタバコが大の苦手で、たばこを吸っている店には絶対に入らないのだが、入った時にはたまたま誰も吸っていなかったので全く気付かず。
 そのまま通りを南下していくと寺町京極通。いやあ、なつかしい。京極といえば修学旅行の定番コースだったが、40年ほど前とはずいぶん雰囲気が変わってしまったようだ。四条通まで抜け、東へ。再び鴨川を渡ると南座が見えてくる。その先は祇園。人が多すぎてまっすぐに歩けないほど。花見小路の入り口にはガードマンが二人もいて交通整理。それを無視して歩く外国人にいら立った車がエンジンをふかして走りぬける。
 その先に八坂神社。残念ながら桜はちらほら・・までもいかず、わずかに数輪ていど。境内を通り抜け丸山公園へ。中央に聳え立つ枝垂桜はちらほら。しかしずいぶん花のつきが悪くなったような。その目の前に立つ若い木はまさに満開。みなこの木にカメラを向けている。桜がまだなので、高台寺には寄らず、一寧坂、二寧坂と清水通りに向かって上っていくともう人の波。そのまま人に紛れて産寧坂。清水坂に抜けると身動きもとれないほど。どうしようかと思ったが、せっかくここまで来たのだから、とりあえず清水さんは通っていこうよ、と人の流れに乗る。境内も人、人、人。オーバーツーリズムなんて言われているが、確かにこれはすごい。境内をとりあえずひとまわりし茶碗坂を下って通りを南下。七条まで。最後の目的地は三十三間堂。京都には何度も訪れているが、ここは修学旅行以来の40年ぶり。久しぶりに見る千一体の仏像は圧巻。中央の千手観音に久しぶりに見入った。
 西に傾いた日の中を京都駅まで。駅の手前でやっと喫茶店で休憩。駅に着くと頼まれていたものも含めてお土産探し。名物の阿闍梨餅は買うのに行列ができている。
 人、人、人に疲れ果て、米原行きの列車に乗り守山に戻る。今日の目的の東海道歩きは6㎞で終わったのに、そのあとの京都歩きで、12.5㎞を歩いた。合計18.5㎞。もうしばらく、京都はいいかな・・・