休日の朝8時、人はさほど多くない。山科駅に到着。

駅前の枝垂桜もまだまだ。

駅前交差点から西へ、旧東海道に戻る。

ここからもう、旧三条通り。

愛宕常夜灯と石仏の祀られた小堂。あちこちにある。

五条分かれ。ここから清水寺方面に道が分かれている。

事故現場を過ぎて、ガードをくぐると右手には天智天皇陵。

ここから旧道、日ノ岡峠の道に入ります。

柵の中に古い道標。左にたどっていくと、

亀ノ水不動尊。

石窟の奥に仏像があったけれど、木食仏なのかな。不動明王のようだけれど。

日ノ岡峠のことを記した案内。すぐ横には県道が通る。

京阪電鉄の地下化に伴い道路が拡張、旧東海道は横からひょっこりと出てくる。

 

ということだそうです。

九条山バス停の横に立派な堂に収められた地蔵様

京都平野が見下ろせるようになってきた。すぐ横には蹴上の浄水場。

疎水のトンネル脇に出た。疎水をたどる観光船、面白そう。

満開、のはずだったのに。つぼみがやっと膨らんできたところ。

インクライン沿いも全く咲いていません。

義経地蔵。蹴上の地名の由来も。なるほど。

インクライン沿いを下ってくると、日当たりの良い所ではちらほらと咲き始め。

うーむ。残念でした。

昨年(2023年)の3月31日。だいぶ日が傾いたインクライン沿い。まさに満開の状態でした。

レトロな蹴上発電所脇から三条通を下っていく。

祇園方面に分かれる白川橋の道標、ヤナギの新芽が美しい。

三条京阪の駅前。いよいよ三条大橋が見えてきた。

到着です。

駅伝競走の発祥の地。

鴨川を渡り、

西詰めには弥次喜多像が旅人を迎えてくれる。傍らの枝垂桜も花なし。

お疲れさまでした。よくもまあ、来たねえ(笑)

 

 東海道西向き、いよいよゴール。とんぼ返りで高知から戻り、京都へ。前回と同じ栗東の道の駅で前泊。明日はいい天気になりそうだが暑くなりそう。桜も一気に開くに違いない。
 今日は山科からスタートだが、車が停めやすい前回と同じ守山駅からのスタート。7時過ぎに守山駅へ。山科駅へ向かう。土曜日の早朝だがそこそこの乗車。平日だったらラッシュで大変だっただろう。草津、石山、膳所、大津と前回の懐かしい地名をたどり逢坂山のトンネルを抜けると山科。人が多くにぎやか。8時に到着。前回終了点の駅前交差点から東海道に復帰。西に向かう。案内の標示には旧三条通り。ゴールまで5キロほどだ。

 歩き始めると通りの民家の軒先にナスの形の風船状のものが吊るしてある。顔が書いてあってかわいいんだが、数軒おきに。コレナンダ?? ググってみると2008年に誕生した、山科三条街道商店会のマスコットキャラクターで「もてなすくん」というらしい。京野菜の山科なすびがモデルとなっているそうだ。へえ・・・と眺めながら歩くと、愛宕常夜灯。さらには五条別れの道標。やがて県道に出ると救急車やパトカーが数台停まり物々しい。横を通り抜けると玉突き三台の追突事故。軽自動車にマイクロバスが突っ込んで、結構派手につぶれていた。JRのガードをくぐると右手にはこんもりとした森が見えてくる。天智天皇陵だ。大化の改新を成し遂げた人物として歴史に名を残している。そのバス停前から旧東海道に入る。京阪電車の軌道跡を渡り、日ノ岡峠への坂道に入っていく。坂を登りきると柵に囲まれた中に石の道標が二基。そこから細い小径を入っていき石段を下りると亀の水不動尊。木食上人が井戸を掘りあてたというが、今も水が涌き続けている。細い峠道を抜けると再び県道に合流。その先に車石のモニュメントが置かれた広場があった。さっきも通ってきた京阪電車の線路敷が地下鉄化に伴って道路となり、その記念の意味もあって、かつての日ノ岡峠を偲ぶモニュメントを作ったという。大津から京都までは荷車が通れる道が開かれ、車が埋もれないよう石が敷かれていたという。大津あたりでも多く見かけた。車がビュンビュン通る県道わきを歩いていくと大日如来の堂が見え、やがて蹴上浄水場が見えてきた。わき道から10人ほどのウォーキング団体がやってきてすれ違う。入れ替わりに小径に入ると琵琶湖疎水のトンネル脇に出る。疎水をたどる遊覧船の乗り場があって、今日はすでに予約終了とのこと。トンネルも抜けていくのだろうか、ここから琵琶湖までをたどっていくのはなかなかスリリングだろうな。船溜まりの先にはインクライン。昨年も訪れた桜の名所だが・・・・やっと一輪二輪が咲いているか、という状態。満開になるのは来週末か。例年ならもうとっくに咲いているはずの時期だが、今年の三月の冷え込みや雪の影響で開花が遅くなっているようだ。一年かけてたどってきた東海道のゴール、桜の下でと思っていたのだが、なかなか自然は思い通りにならないものだ。

 桜はまだまだだが、人出はそれなりに。三条通を下っていくと、人が増えてくる。祇園方面に分かれる白川橋道標を見て間もなく、三条大橋に到着。ついに来ました。東詰めには駅伝発祥の地のモニュメント。擬宝珠の立派な橋を鴨川を見ながら渡ると西詰には弥二さん、喜多さんの銅像が立っている。すっかり暑い日になりました。

 昨年の2月8日に自宅最寄りの藤枝宿を出発して、18日目。341.7㎞でゴール。長い道のりだったが様々な風景を昨日のことのように思い出す。とりあえず一つの区切りを迎えることができた。

 今日の記録 山科駅~三条大橋 6.0㎞。2時間2分。
 18日間の累計は 341.7㎞ 七里の渡し区間の陸路(自転車)を含めると382.8㎞ でした。

 まだ10時過ぎ、東山を散歩していこう。後半に続く。