5分でかもしか大橋まで登ってきた。正面に朝日を受けた山が光る。

ロープウェイの湯の山温泉駅。大行列と思っていたら拍子抜けの一番乗り。

ズラリと並ぶコーンが、最も混雑するときの状況を想像させるが。TDRかっ。

温泉街の向こうに山頂が光っています。ちょっとガス多目。

左手には、温泉街あるあるの廃墟ホテル。

チケット売り場オープン間近。このくらいの列になりました。

一気に600mを上ります。

 

中コースの岩場を進む人たちが見える。

シンボルになっている、最も高い支柱。足元には雲海が広がり始める。

大黒岩かな。すぐ脇に立っている人の姿も見える。

山上駅から出てきて、縦走路の続く道の分岐点。正面に国見岳

スキー場の中をゆるゆると登っていくと正面に山頂三角点

山頂直下から振り返ると、ロープ駅と雨雲レーダードーム

一等三角点の主張が激しい山頂。

山頂のすぐ先に岩場の望湖台。琵琶湖が見えるそうだが。

北の山並みを遠望。

南には、すぐ目の前に御岳大権現の社殿が目立つ。とんがりは鎌ヶ岳

長者ヶ池まで下りてきた。

 

御岳大権現に参拝

遊歩道を山上駅に戻ります。

山頂付近はもう紅葉は終わり頃。

中腹が見ごろか。

かもしか広場前の展望台から。東側に広がる雲海。

山上駅の施設群。展望レストランはたしかに展望良さそう。

看板メニューをいただきました。新メニューと宣伝されていた「僧兵丼」と「カレーうどん ごはん付き」おいしくいただきました。

オープンしたばかり。でも満席。人気です。

日が当たっているためか、この温度計の表示は18度。11月の1200mの山上の気温ではない。

朝陽台へ行ってみると、どんどん雲があがってきて、ますます展望はなくなっていた。

白亜のレーダードームが立つ。

サンダルやハイヒールの人から、バリバリの山装束まで。観光ロープウェイの展望地あるある。

北の山並みを望む。鈴鹿の名山がずらり。

国見峠に下っていくと、すぐに沢。

紅葉がまだ残る。

国見峠、登ってくる人がまだまだ多い時間帯。

藤内壁を見上げながら、下ります。

下りてくると紅葉もまだ見ごろ。

クライミングのパーティのコールがこだまする。

鎖場で渋滞中。

兎の耳と書かれたポイント。鎖の大岩を下りてきた。

壁にクライマーの姿が多く見える。

藤内小屋のすぐ上、国見尾根に続く道の分岐。

藤内小屋。賑わっていました。え?一泊二食で5700円?安っ!昭和にタイムスリップしたか。

小屋前の森は色が多い。

四の渡しのすぐ下には、なぜか七番目の橋。

下ってくると現れた巨大なスリット砂防ダム この中をくぐりぬけていくというコース。

通り抜けて、振り返る。

登山口に下りてきました。すぐ前を歩いていたのは小屋の人か。廃車のミニバンが倉庫らしい。

蒼滝分岐。ここを下りて行けば駐車場にそのまま戻れるが。ロープ駅に向かう。

蒼滝不動尊。廃屋寸前。

目の前をゴンドラが通過。

温泉街に下りてきました。

駅で反省会という名の休憩。駐車場に戻ります。鈴鹿スカイラインに続くかもしか大橋。この真下に蒼滝駐車場がある。

 

 三連休初日、東海道を西へ走る。宮宿の七里の渡しまで進めることができた。夕刻、熱田神宮近くへ戻り自転車と待ちくたびれていた「ツレテケ」を回収。もう少し西へ向かう。走り慣れない名古屋高速環状線から東名阪自動車道に入り、四日市まで走って菰野町へ向かう。途中で夕食をとり、やっと念願の「味噌カツ」に出会えた。それから御在所岳の麓、湯の山温泉にほど近い片岡温泉、アクアイグニスへ。なんだかとてもおしゃれな、複合施設。外観は派手だが温泉はとても評判がいい。施設もすばらしい。料金も休前日で800円とこれなら破格。しかも深夜24時までやっている。22時近くまでのんびりと過ごし、御在所岳の麓へ。

 湯の山温泉から鈴鹿スカイラインにつながる新しい壮大なかもしか大橋の真下、蒼滝公共駐車場へ。ロープ駅まで歩いて5分、しかも無料。明かりはつかないがトイレもあり、車中泊には最適。まだ車は数台。明け方までには続々と車がやってきた。夜半、トイレに起きると下弦の月が明るい。明日もいい天気になるかな。

 5時、目が覚めると、3台しかいなかった駐車場は車で埋まっていた。まだ暗いうちから出発していく人もいる。明るくなってくると、おや、意外に雲が多いぞ。7時前、出発。かもしか大橋の上まで斜面を登り、ロープウェイの乗り場へ。

 連休中日、紅葉を見ながら軽く山歩き。なんだかんだで初の鈴鹿山地。その盟主といえば御在所岳。標高1212m、3時間ほどで登ることができる山だが、さすがに昨日のサイクリングの疲労を引きずっていて、妖怪「ツレテケ」の提案で登りはロープウェイを活用することにする。せっかくだから登ろうよ、という提案は「却下!」下りは比較的穏やかなルートと言われている「裏道」で下ることにしよう。それにしても紅葉シーズンの連休中日、大混雑は必至と思い、1時間は並ぶつもりで、8時30分運行開始のロープウェイ駅に7時にやってきた。ところが・・・すでに発券窓口に列が・・・・あれ?誰もいない。閑散としている。早すぎたのかね。まあ、並んで待っていましょうか、と窓口前に行くと、周囲にいた人たち数人が、右へ倣えするように、後ろに並び始めた。目の前を登山者が続々と通る。小さい子を連れた家族なんかも上がっていく。「やっぱり、登れるんじゃないの?」「無理!」
 8時近くになると周囲の店も開店準備。ロープウエイの窓口も開き、準備が始まった。係の人が出てきて、切符売り場前に列を並びなおすよう指示された。すでに切符を持っている人が、乗り場列に並ぶらしい。そのうちにCBCという腕章をつけたテレビクルーがやってきた。山頂からの生中継があるそうだ。ADらしい女性がやってきて、「ちなみに、今日はいつごろから並んでいらっしゃるんですか?」と聞かれる。「混むと聞いていたので、早めに来ました。7時から待ってます。」8時20分にチケット販売が始まるころにはバス乗り場までの折り返し3列くらいの長さになっていた。チケット購入は1番だったが、すでに切符を持って並んでいた人が5~6人。3番目のゴンドラで山頂に向かう。中ルートを登っている人の姿を下に見る。中ルートの岩場ルートを歩く人や、一番高い鉄塔付近では大黒岩に立っている人の姿も見える。雲が多目、と思っていたが標高が上がっていくと、雲を抜けて、雲海のように足元に雲が広がるようになってきた。15分で山上公園駅に到着。とりあえず山頂へ向かう。さらにリフトを乗り継いでいくこともできるが、さすがにここからは歩きましょう。スキー場内の緩やかな斜面を登っていくと、一等三角点のある山頂。すでに結構人がいて、様々なコースから早朝から登ってきた人が多いようだ。山頂のすぐ先に見える岩場が「望湖台」琵琶湖が見えるそうだが、残念ながら雲が広がるばかり。少し下って、ケルン、というか記念碑のところへ。さらに下って長者池。そこから林の中を登って御岳大権現へ。山頂には場違いな立派なコンクリート製の社殿が建っている。コンクリートの道をのんびり歩いてロープウェイ駅へ戻る。カモシカ広場からは展望が広がるがすっかり雲が上がって、雲海が広がるばかり。登山者、観光客、いろいろな人が歩いている。頭の上はよく晴れていて日差しは暑い。山上公園を一回りし戻ってくるとやがて10時。レストランがオープンする時間。麓の駅にも案内が出ていた、看板メニューを食べに行こう。ロープウェイは続々と人を運んできて、駅周辺は賑わっている。レストランも多くの人が出入りして混雑していた。開店直後だったが、席はほぼ満席。うろうろしていると、ちょうど席を立つ人がいたので、座席を確保できた。カレーうどんと僧兵丼を。カレーうどんは伊勢うどんにカレー、さらに豚の角煮が載っている。僧兵丼はご飯にとろろ芋、その上に味噌だれの焼き肉が載っている。どちらも評判通り、おいしくいただきました。岩場に張り出すように建てられたレストハウス、眼下には大展望が広がるのだろうけれど、今日は一面の雲海。これはこれで絶景なのかもしれないが。食後は駅構内を抜けて朝陽台へ。最初にこちらに来ればよかった。雨雲レーダーの白いドームの建つ絶景の展望台だ。中登山口の下山口。登ってくる人がぼつぼつと。見晴らし台、富士見岩、と案内はあるが今日の雲ではもう行っても展望もないし、また登り返してくるのも大変だし、下山も長いし。
 11時過ぎ、下山開始。ザレザレのえぐれた岩の道を気を付けて下り、国見峠へ。続々と登ってくる人がいる。岩の多い急な下りをどんどん下る。右手に藤内壁を見上げながら下りていくと、大きな叫び声が聞こえてくる。藤内壁のクライミングパーティのコールが響いてくるようだ。続々と登ってくる人に道を譲りながら、沢と森を行ったり来たりしながらの下り。約80分で藤内小屋まで下りてきた。600mほどの下りだったが、巨岩が転がる沢沿いの急な下りはアルプス顔負けだ。さらに沢沿いを下っていくと巨大な鋼製スリット型の砂防ダム。何と道はそのスリットの中を通り抜けていく。抜けると太いパイプに「ウラミチ」としっかり書いてあった。抜けた先は日向小屋。その先からは車道が続く。車道と登山道は並行していて「車道工事中につき、登山道へ。」との案内。歩いているとすぐ先に背負子を背負った男性。小屋の人だろうか。一旦車道に下り、さらに横切って登山道が降りていくが、男性が「そっちは道が悪いから、こっちから行けるよ。」と車道を指さす。脇に置いた廃車のワンボックスに背負子を片付けながら、道を歩いていくのでついていく。間もなく国道477号線に下りた。湯の山温泉へはさらに登山道を下っていくが、男性は車があるのか、国道へ下りて行った。橋の下へ登山道を下りていくと、すぐに分岐。前からさっき小屋で会った登山者が下りてきた。どうやら、男性に教えてもらったところから登山道を下りてくるとここに来るようだ。確かに車道を通ってきたほうが楽だった様子。さらに下ってくと蒼滝への分岐。ここから蒼滝へ下りていくとそのままかもしか大橋下の駐車場に戻っていけるようだが、ロープ駅に寄っていきたいのでロープ駅へ向かう。蒼滝不動尊の祠を過ぎると急な下り坂。下りきると温泉街の道に出た。そしてほどなくロープウェイ駅に到着。13時40分。この時間にもまだ列ができていて登っていく人がいる。続々と下ってくる人も。乗り場横のテラスでお疲れさん。飲み物と軽食を買ってきて、反省会。「ツレテケ」は泡の出る飲み物で御満悦。フライドポテトや不思議な味の名物〇〇せんべいをつまみに。山頂ライブカメラを見ると、下山待ちの長い列が山上公園駅にできていた。あらためてコースを調べてみると、中道コースを登ると、山レポでよく見かける「地蔵岩」「富士見岩」などの見どころ満載のはずだったらしい。今日はこれらは見られず。だが初の鈴鹿山系、様子見の御在所岳。楽しい山を堪能できた。紅葉は山頂ではすでに終わり。中腹は見ごろ。ロープウェイから見下ろすあたりが一番美しかった。今度来る機会があれば、中道ルートで登って、岩場を楽しみたい。鈴鹿山系には霊仙山や藤原岳、竜ヶ岳など山レポが話題になる場所が多い。またぜひ訪れたい。

 GPSログはちょうど10㎞。ロープウェイの約2.4㎞を含む。行動時間は7時間50分。