HPよりお借りしました。

吊橋の上から見上げる鶏冠山

徳ちゃん新道の登り口。

 

 土曜日にも休日出勤で大きな仕事をこなしていた妖怪「ツレテケ」が「疲れた、疲れた、湯治湯治。」と毎度のことながらうるさい。まあ、お疲れさまもあって、温泉へ。「美肌の湯」で探すと、意外にもヒットしたのが、奥秩父方面に行くときにいつも通っているR140沿いにある「はやぶさ温泉」そういえばそんな看板をいつも見て通った気がする。調べてみるととてもいい湯らしくて、人気のようだ。というわけでまたまた山梨をめざす。ついでに、紅葉も少し見てこようか。

 甲府盆地の東側に向かう時にはいつも、中部横断道を六郷でおり、市川大門からR140をたどっていくのだが、上阿原町のR20に出るまでが意外に長い。南アルプスインターまで進み、環状道に入ると流れはいいのだが、途中で道が終わっていて、結局面倒な道に戻される。先日の柳沢峠に向かう時、環状道を走っていたら、おや、延長されているぞ。笛吹川にぶつかって、中央道をくぐり、さらに道は延伸していた。さらに先は工事中だが、終点から小瀬スポーツ広場の横を抜けていくと、いつも通るR140に戻った。そこから上阿原の交差点(ここが渋滞ポイントだが)まではすぐだ。これは早い。
 というわけで、昨日の五郎山の帰りも大弛から下りてきて、このルート。今日もまたこのルートで、R140、さらに西関東道に入る。バイパス高規格道を終点まで走るとまもなく「はやぶさ温泉」の看板。
 もともとは温泉旅館だったようだが、日帰り利用も人気のようで、大広間では食事もとれる。受付の方々も愛想よく、施設も新しくはないが小ぎれいにされている。2時間で700円。泉質と施設から考えればバーゲンプライスだ。受付では地元の野菜や果物などが売られていた。ぶどうの名産地。シャインマスカットが安い。もう少なめになっていたが、帰りに買っていこうか、なんて話をしていたら、「この後、団体さんが来ることになっているから、なくなるかもしれませんよ。」というセールストーク。まあ、なければないで、しかたない。とにかく風呂へ。
 狭くはないが、広大、でもない。洗い場は8人分ほど。7,8人先客がいたが、次第に上がっていき、ゆったり入ることができた。源泉かけ流し。蛇口から出る湯もすべて源泉だそうで、「湯船も洗い場も、すべて源泉。こんな温泉ある?」とこれまたセールストークが書かれていた。シャワーは混合栓になっているが、よくある熱湯と水ではなく、湯は源泉だからすでに適温。水を出してしまうと、水圧に負けて、お湯が出なくなるそうだ。そんな時は水を閉めて、との注意書き。
 美肌の湯、というだけあって、ちょっとぬるっとしたとろみのある湯。湯音も適温。露天では少し低めに感じたが、これから冬場はちょっと加温が必要になるのでは?源泉かけ流しが売りだと、冬も加温しないのかな。評判通り、泉質は最高。露天に浸かっていたら、そのうち皆出て行ってしまい、独占。
 大広間に出てくると、端の方で登山姿の男女が話をしていた。聞こえてくる話から、登山ツアーの山岳ガイドと、ツアーコンダクターらしい。ガイドの男性は「俺の仕事はもう終わったから、吞むよ。」と言って、ビールやつまみを注文していた。度々利用するようで、宿の人とも懇意のよう。女性はまだ仕事中、と話に付き合っている様子。そのうちに、客らしき登山者が出てき始めた。

 人気の湯で、混雑することもあるとレビューには書かれていたが、納得のいい湯でした。以前から何度もここは通っていたのに。もっと早く寄ればよかった。遅めの昼食をとり、まだ2時過ぎ。この時間からなら多少は混雑が収まっているかな、と西沢渓谷に向かう。R140を三富に向かっていくと、乾徳山が見事。西沢渓谷の入り口に着くと、無料駐車場もすでに帰り始めた車もあって、置くことができた。どんどん人が下ってくる時間。渓谷はもう日が陰って、風も冷たくなり始め。足早に渓谷入り口まで。さらに西沢山荘の横を通って、西沢吊橋まで。橋の上からは鶏冠山が見事。周辺の紅葉は見ごろ。もう少し奥まで進みたかったが、どうせ最奥の五段の滝までは入ることができないそうだ。滝周辺で道が崩落し、軌道沿いの道に出ることもできなかったようだったが、バイパスルートが開かれ、いちおう周回できるようにはなったようだ。夜には長男と食事の約束があったため、4時には駐車場に戻り、帰宅の途についた。