今日は、中学校時代の恩師に会ってきた。
いや。中学校時代では収まらない。
僕にとって人生の師と呼べる男。


所謂、熱血体育教師。絵に描いたような。
熱くて、怒ると怖くて、筋肉ムキムキで。



でも、流石は所謂、熱血体育教師。

優しいのです。
真剣で、眼光鋭いその眼差しは、いつだって僕らを中心に、広く、そして深く見渡してくれていました。


でもね。やっぱりそれだけじゃないの。

一見、所謂~なこの男。
中身はとてもアーティスティック。
遊び心満載。ユーモアに溢れていて。
なんていうのかな。

ふざけてますの。

ちゃんと、ふざけてますのよ。それがまた素敵で。
中学校時代、一緒になってよく笑った笑った。

そんな私の偉大なる人生の師。
プラスアルファ、容姿端麗ときたもんだ。

若い頃はさぞモテただろう。いや、モテないわけがない。現に僕の母もファンだった。仲間のお母さん方もみんな。


そんな先生を、僕は、いや僕ら仲間はみんな目指していた。
先生というより、スーパーマンに近いかもしれない。



この男のおかげで、僕は最高の中学校時代を過ごしたわけだけれども。

そして今に至るまで、その関係は続いている。何かあると、決まってこの男に相談するのだ。また何かあると、この男に報告する。



今日もたくさん話をした。
人生について、仕事について。昔話もちらり。




変わらない存在は、人生の財産だ。
心のよりどころ。
自分を再確認するところ。



その男は。


いつまでも、僕たちの憧れのままでいてくれる。

絶対的に格好いい、あの頃のままで。

馬鹿みたいに笑いあった、あの頃のままで。

いつになっても、僕らの肩に手を乗せて、遙か遠くの背中を見せてくれている。


変わらない。




あの背中を。