昨日読み終わった小説。『アルジャーノンに花束を』以前といってもつい最近、稽古がオフの日に劇団昴の同名の芝居を見に行った。僕は平田広明さんの大ファンで、友人がすすめてくれたのと、日程がうまく噛み合ったのとで、当日券を購入して観劇した。

素敵だった。それはもう素晴らしいほどに。平田さんの芝居が本当に魅力的で、目指したいものがある。実はかなり昔だけど、仕事を始めた頃一度だけお会いしたことがある。人間的にもかなりの魅力を感じた。

そんな平田さんのチャーリー(主人公)は、細かく繊細で。せつなくなって。本当によかった。

感動したのは平田さんにたいしてだけでなく、作品自体にも。ドラマでやっていたのを少し観ていたくらいで大まかな流れしか知らなかったのだけど、一つのストーリーとして今回観劇したことによって、作品の持つ力を感じ、知ることができた。
それから少したって、ようやく小説を発見したのが最近。稽古の合間をぬって読みすすめていました。

忘れもしない。電車の中。思わず涙。まわりの状況一切かまわず。涙。繊細で細かくて。せつなくも、美しかった。あんな状況下の「愛している」は今まで読んだ経験がない。それくらい僕の心を打った作品。

皆さんもぜひ読んでみてくださいな。きっと心を打つはず。

で、今日新しく読み始めたのは織田裕二さんの『脱線者』織田さんもなぁんか好きなんだよなぁ。