明治座「西遊記」 | kujakuのブログ

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明治座に「西遊記」を見に行きました。

天空で悪さをして下界に落とされた孫悟空が、同じく下界に落とされた猪八戒、沙悟浄、玉竜と共に、三蔵法師のお供をして天竺を目指すまでの冒険物語。

「細雪」以来2度目の明治座、日ごろは日比谷界隈をウロウロしているので観客層の違いを感じます。

片岡愛之助や松平健が出演してる作品ってことで豪華な出演者って言われるけど、私としては加藤和樹とか小池徹平をメインキャストに据えていながらミュージカルじゃないのかい!って言いたかった。

劇中で少しだけ歌う場面があったけど、和樹さんさすがの歌声だし、村井良大もうまかった。

それが河童とか馬とかやってるんだもんな~

 

休憩挟んで3時間半、アフタートークのある回に言ったのでトータルで4時間。

長すぎ。

村井さんがギャグ場面を数えたって言ってたけど、97個もあったらしい。

言葉遊びとして多少はあっていいし、自由時間のアドリブなんかも面白いのだけど、もう少しテンポアップして3時間に収めてもらいたかった。

オペラグラスで一瞬も逃さずガン見する観劇方法を取ると疲れるんだわ。

 

和樹さんの沙悟浄、前情報通りのオネエキャラ。

天上の捲簾大将は普通に男性だったのが、地上に落とされてなんでオネエになったのかは分からない。

娯楽作品だから、そういうことを考えちゃいけないんですね。

戦闘シーンの表情や殺陣がものすごく男らしくて、やっぱり和樹さんはこれだよね。

戸次さんの猪八戒、村井さんの玉竜とわちゃわちゃしてるのが楽しい。

何だかんだ出ずっぱりで、あれだけの殺陣もあって、長丁場は大変だと思います。

天竺まで頑張って。

 

見に行った回の自由時間のネタ。

沙悟浄が「疲れた~のど乾いたお肌乾いたお皿乾いた」って愚痴ったあと、四股踏んで柱相手に張り手し始める。

河童ってストレス解消に相撲取るの?

猪八戒は簡単に投げ飛ばされて終わってたけど、玉竜は胴体をぐるんと身体の前に持ってくる反則技で勝ってた。

何ならサイドテーブルにもなるらしい、シュールだ。

 

幕間の若手三人組のショー、最初和樹さんも一緒にスタンバイしてて慌てて引っ込んでたし、歌が始まってからは全力で袖から掛け声かけてるの聞こえたし。

せっかく出演するならミュージカルを見たいと思ってしまうけど、ご本人が楽しんでるならまあいいか。