日帰りで「奥入瀬渓流」へ行った夜、お鮨を食べに行きました。
宿泊先のホテルから歩いて15分、青森駅から歩きは厳しいかも。
暗い路地に浮かぶ白い看板が目印。
『鮨処 すずめ』
当日の夜、いきなり席が取れるか電話して行ったので、
ひょっとしたら閉店の準備を初めていたのかもしれません。
おやっさんは「漁が少なくて並べるほどない・・・」とは言ってましたが。
先客は2組、しばらくすると自分たちだけになりました。
残念ながら、座っている席から握っている手元は見えませんでした。
照明の明かりを落としているので少し薄暗い。
ビートルズのBGMが流れていて・・・。
いつもなら地物をメインに板さんと相談しながら握ってもらうパターンですが、
今回は、いろんな意味でちょっと遠慮してセット物にしました。
メニューを裏返したら、青森県内の漁獲産地マップになってました。
注文をしたら、向こう側の板場からシャカシャカ!と
貝剥きを滑らす音が聞こえたので帆立貝の殻剥きを始めたのかも。
■キリン一番搾り 生ビール
キンキンに冷えてて、めっちゃうまい!!
シルキーな泡、鮮度感バツグン。
お通しが出て来ました。
つぶ貝似た巻き貝の醤油の含め煮、
プリプリで味付けも良くて、日本酒が欲しくなる。
ビールがうまくて、すぐもう一杯。
■地魚の握り 12貫 4,400円
大間まぐろ 中とろ、赤身、各1貫入り
1貫ずつ出て来るかと思いきや皿盛りで、ちょっと残念・・・。
上段左から。
■本鮪 中とろ 大間
このお店看板のたね、地の本鮪。
サイズは60kgとかなり小ぶり。
夏場の鮪なので少しさっぱりしてるけど、
さすがに甘味があって美味しかった。
■本鮪 赤身 大間
しっとりとした食感、さっぱりしていても酸味がちゃんと伝わってくる。
さすがにうまいねぇ~~!!
■平目
あらかじめふりかけた塩レモンで。
■牡丹海老
プリプリで甘いね。
■真いか
あらかじめふりかけた塩レモンで。
■真鯖 八戸
気持ち強めに酢〆てありました。
キレイな皮目、厚切りで。
■水たこ
厚切り、サクサクで甘い。
■ずわいがに
煮干ししている、と言っていたような。
旨味がさらに凝縮されている剥き身。
■紫雲丹 無添加 東津軽郡今別
みずみずしく、しっとりと、甘ぁ~~い!!
いやぁ~、まさにお鮨のスイーツですわ。
■いくら 醤油漬け
■帆立
でかい、重たい、サクサク、甘い!!
6月から8月が旬。
八甲田山の雪解け水で育つので、北海道産より味が濃いそうです。
■鮑
鮑もサクサクで。
このように、切り開いてたねとして使用しているのは初めて見ました。
地酒を2種を。
■豊盃 純米しぼりたて 生酒 三浦酒造 弘前
原料米:青森県酒造好適米 華吹雪 精米歩合:55%
アルコール度数:15度 日本酒度±2 酸度1.9
フルーティで芳醇な香り、適度なコク甘さが広がる。
■豊盃 純米吟醸 夏ブルー 三浦酒造 弘前
原料米:秋田県大潟村産 美郷錦 精米歩合:55%
アルコール度数:15度 日本酒度±0 酸度2.0~2.3
えぇ~~、これで来るのかぁあっと思わず声が漏れる。
小さなデキャンタにワイングラスで。
やや辛口で、スッキリと爽やかな味わい。
■裏八仙 限定 純米吟醸 生酒 八戸酒造
原料米:青森県酒造好適米 華吹雪 精米歩合:55%
アルコール度数:16度
「陸奥八仙」のラベルが裏向きに印刷された限定酒。
フルーティーで軽やかな口当たりながら、しっかりとした旨みの余韻がつづく。
しゃりは少し硬め。
お米は、仙台か茨城県のコシヒカリとササニシキのブレンドだそうです。
青森を代表するこの鮨種の3種。
帆立。
紫雲丹。
大間まぐろ 赤身。
あの旨さ、忘れられない・・・。
お店のご主人、寡黙の方かと思っていたけど、
一仕事終えたら気さくに色々と話をしてくれました。
青森ねぶた祭りを撮った画像をタブレットで見せてくれたりして。
お店のすぐ近くの大通りを通るそうですよ。
初めての青森、最後の夜、良い思い出になりました。