「リオデジャネイロ 2016 オリンピック」卓球日本代表選手の福原愛ちゃんが、
羽田から直行し銅メダルを持って食べに来てくれたそうですよ。
リオでの記者会見で「日本に帰ったらお寿司が食べたい。」って言ってましたよね。
白木のカウンター8席のみ。
凛とした雰囲気に包まれて。
でも、それは最初だけ・・・
挿し花は、浜撫子(はまなでしこ)。
銀座4丁目。
人気ラーメン店「博多一風堂」の隣のビル9F。
『あらた』
錫で出来た山葵の箸置き。
■旬のおまかせコース 15,000円
■モエ・エ・シャンドン シャンパーニュ ベビーボトル 200ml
シャンパングラスに2杯分なので、最初の乾杯に丁度良いサイズ。
■焼き鱧 淡路
トマトを和えた梅肉に芽ねぎ、揚げ茄子のお浸し。
さっぱりした先付。
■冷製茶碗蒸し
弾力のある青森県産のいたや貝とおくら。
トマトのジュレがほんのり酸味の余韻。
■山崎12年 ソーダ割り
キューブ状のガリは初めてでしたね。
食感が良いから、ついつい箸が進んじゃって。
ここからお鮨が出てきます。
■新いか 熊本
若い墨烏賊。
つるんっと、やわらかくて、ソフトな食感。
旬の走り。
生も焼きも大好き!!
■秋刀魚 釧路
脂がたっぷりのった新秋刀魚を塩水漬けにして。
腹わたの塩辛を上に乗せ、柚子を軽く搾ってさっぱりと。
3枚おろしされたフィーレ状の秋刀魚を、背と腹の中間に包丁入れをし、
割って握ってありました。そぎ切りと違って、厚みをそのままサクッと感じられる食感。
脂の甘味もしっかり伝わってくるこの握り方は私好み。
■穴子 焼き 対馬
熱々、サクサク、芳ばしい~。
塩を効かせて。
■蛸燻製
■つぶ貝塩蒸し
蛸は、低温調理したあと軽く藁で炙って。
箸で持った手応えと、口に入れた食感がまるで違う。
ふわふわで、めちゃやわらかい!!
■ヤルデン マウントヘルモン ホワイト 2015 イスラエル グラス
まさか、お鮨屋さんでこのワインがあるなんて・・・
イースターの時期に良く飲むイスラエルのヤルデン。
果実味がしっかりした深みのある辛口白ワイン。
魚料理にピッタリ。
■春子 鹿児島
この暑い真夏に春子を食べたのは初めてでした。
軽くふり塩。
身が厚くて、口に入れるととろっと溶けるような。
■本鮪 赤身漬け 天身 大間
この時期では貴重な大間の158Kgの本鮪。
厚みのある食べ応え。
ねっとりとした舌触り、酸味の余韻。
鮪は、冬になるといつも牡蠣を買いに行っている『武田商店』のすぐ近く、
高級まぐろ仲卸の老舗、『樋長』から仕入れ。
日本酒好きの連れが頼んだお酒を2種類、1杯だけお付き合い。
徳利とお猪口は重厚感のある錫。
■山川光男(やまかわみつお) 純米大吟醸 2016 なつ 山形県米沢
「山川光男」は、山形県内の老舗酒蔵の若手経営者たちの
四つの酒蔵の代表銘柄の「山形正宗」「楯野川」「東光」「羽陽男山」から
一文字ずつ取り、人物に見立てた超限定販売のお酒だそうです。
■鯵 鹿児島県出水
軽くふり塩で。
脂のり具合、旨み、最高の味。
■毛がに 釧路
みそを和えたほぐし身と足身。
酸味のある醤油和出汁のジュレで。
芳ばしい~香りだけでも呑めそう。
■太刀魚 塩焼き 大阪
皮目サクサク、身はふわっと、ほくほく。
で、ジュ~ジュ~!!
大好きな太刀魚の焼き物。
たまらない美味しさ・・・
キューブ状の大根おろしでさっぱりと、次の握り鮨の準備。
■新小肌
新子の少し成長したサイズの3尾付け。
〆具合やや強め。
■本鮪 背とろ 大間
赤身漬けと同じ鮪。
筋へ丁寧に包丁入れをして口の中で当たらないように仕上げ。
脂の甘味、本鮪特有の酸味の余韻。
この暑い時期に、これほど良い鮪に出会えるなんて。
■牡丹海老 熟成 北海道
4日間塩〆。
ねっとりと、濃厚。
■新いか 炙り
最初に頂いた新いか握りの下足。
芳ばしくて、やわらかくて、ジューシー!!
軽くふり塩。
■生いくらごはん
小さめのお茶碗に秋の走り。
早いですね。
40秒、醤油漬け。
粒が小さめなんだけど、皮がまったく当たらない。
ぷちぷちっと、口の中で色鮮やかな宝石が弾ける。
ここまで、かなりお鮨を食べているのに量が物足りないっと思ってしまう。
待ってました!!
っと、思わず声が出てしまった旬の逸品。
■蝦夷 馬糞雲丹 厚岸浜中
みずみずしくて、甘い。
最高ーー!!
自分は、このように海苔と一緒が好き。
風味が引き立つんですよね。
■穴子 対馬
表面をしっかり炙っているので芳ばしくて。
なおかつ、中はふわふわで。
甘過ぎないつめも良い。
そろそろ〆の部へ。
■玉子焼き
表面サクサク、中はふわっしっとり。
ほど良い甘さで、これ、カステラですよ。
この玉子焼きはヤバい!!
■お椀
青森県十三湖のしじみ味噌汁。
信州味噌を使ったあっさり味。
■五橋 Z five ピンク 純米吟醸 無濾過生原酒 山口
赤しゃりと、白しゃりを使い分け。
お米は、宮城県産のひとめぼれ。
おまかせコースのみ、おつまみと握りが交互で出るスタイル。
この手の鮨屋は小さめに握れらるお店が多いようですが、
こちら『あらた』は、しっかりした大きさで握られるお鮨で自分好み。
焼き物の火入れが絶妙で芳ばしい香りが呑みを誘う。
ふわっとジューシーな太刀魚塩焼きが、もう・・・たまらない。
一見、敷居が高そうだけど、フレンドリーな大将とお弟子さんたちのおかけで、
美味しい~江戸前鮨を食べながら、どんどんお酒が進んでしまう和やかな雰囲気に。
野球選手など、アスリートが贔屓にする銀座の隠れ家的鮨屋。
リピートしたくなるのも分かるような気がする。
あらた (寿司 / 東銀座駅、銀座駅、銀座一丁目駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3