遠い目のお餅の思い出 |    遠い目の食いしん坊

遠い目のお餅の思い出

mochi 私は、お餅が大好きだ。

近年、日本では 年中真空パックのお餅を見かけるので、(昔気づいてなかっただけ?!) それほど「御餅」は特別じゃなくなった。

私の子供時代は、お正月だけにお目にかかれるイメージですごく特別に感じていた。


『お餅ー餅つきーあんこもちー納豆もちー年末ー正月ーじじばばの家での外での餅つきーごまもちーのりもち(青海苔)-豆もちー幼稚園の餅つきー実家の餅つき機ー雑煮ー冬のストーブの上で焼く餅ーじいちゃんの餅を食べるときの「カクカク」となる入れ歯の音ー鏡餅ー鏡開きーあおかびのひび割れもち解体ーかきもち作り-お汁粉』


私にとって、「お餅」のキーワードで一瞬に出てくる思い出の言葉は上記。それぞれの言葉に対していろーんなことが思い浮かぶ。


お餅の中では、豆もちが大好き北海道の黒豆の塩味、餅のほんのり塩味のきいたあれが大好き。 網で焼いておしょうゆ付けながら食べる幸せ。今回、元旦は普通の白い角餅でお雑煮だったけど、2日目は我慢できなくて、お雑煮にもしてしまった。でも、豆餅は やはりそのまま焼いて食べるのがいいね。お雑煮には今回限り。


「餅つき」と言えば、私には3つのロケーションが思い浮かぶ。幼稚園、じじばばの家、そして実家。

幼稚園とじじばばの家は 臼と杵。 どこへいっても子供が多いので、自分の番があまりない。ついてみたいのに、自分の番が一回などで 子供心ながら不満だった。

じじばばの家で食べたお餅でいおしかったのは、豆餅はもちろんだけど、「青海苔のはいったもち」。とても磯の香りがして、子供な私でも、すごく「おいしーー」って思ったものだ。


私が小学生のころ実家では、電動餅つき機を買った。大晦日の前に、のしもち、鏡、あんこもち を山ほどつくる。 前の晩からもち米をうるかして(水に漬けておいての意)、朝からいい香りが・・・。 

あの出来立てを、すぐに納豆にまぶして食べる。納豆が大嫌いだった私に「納豆って もしかしておいしんじゃないの?」と目覚めさせてくれたのが、納豆餅だった。  

ママンがつくる手作り粒餡。これを丸く作って、どんどん包み込む。あんこもちを作るときに、パパンが「あんこもち奉行」になる。形がどうのとか あんこがはみ出てるとか うるさいうるさい。汗)

出来立てもおいしいけど、あとでストーブの上で焼いて、中のあんこが湧き出てくるのを食べるのが最高。 厳寒の札幌は、お餅などは、発砲スチールロールみたいな容器にいれて 外の雪の中に入れておく。外は冷蔵庫より冷えているからね。


鏡餅は、仏壇用、自分たちの部屋用、玄関などに飾った。自分の部屋用は自分たちで作る。 鏡開きのころには、カビが生えているのよね、、、餅を砕いて、水に浸しながらカビをとって、それをかき揚げにしたり、お汁粉に入れるんだけど、なんたってあの「カビ」を見てるから どうも食指が動かない。

「加熱してるからカビぐらい大丈夫。」なんてママンが言うけど、ほんとにカビって大丈夫だったんだろうか。あれは単なるママン伝説なような気がする。 『カビの味を知ってる』ってのって現代の人にはいないんじゃないのかなー。 (ブルーチーズとか言わないでね)

あげたてのかき餅にお砂糖をたっぷりまぶして食べる。 あの油と上白糖の味のマッチングが美味しい。この美味しさはママンの手作りドーナツ効果にも類似。 もちろん塩も口直しには最高。


日本を離れているけど、幸い便利なところに住んでいるので、お餅に不自由しない。嬉しいことだ。

我が家の旦那はお餅は食べるけど、それほど大好物ではないが、娘が私と同じ「もち女」になってくれた。

お雑煮とやき餅だけでも、ニコニコの彼女。

「よーーーく噛むとすごく美味しくなるみたい。」なんて彼女から聞ける今、餅がつなぐ彼女との絆を強く感じる。(大げさ~~笑)


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