憧れの 丼で馬鹿食い 大箱ケロッグ |    遠い目の食いしん坊

憧れの 丼で馬鹿食い 大箱ケロッグ

私の子どもの時って、『シリアル』って言葉は一般的じゃなかったような気がする。

今でこそいろんな種類のシリアルがあるけど、昔の記憶では『コーンフレーク』が一番に出てきて、それ以降いろんな種類が出てきた。

私の家庭だけの話かもしれないけど 『シリアル』を『コーンフレーク』とか『ケロッグ』って呼んでいた。

「コーンフレーク」以降では、ケロッグの「コンボ」、「チョコワ」が好きだった。
この「チョコワ」も「コンボ」も、アメリカにはありません。
アメリカに来て探したけどない。あれって日本だけのものなのかな。

シリアルなのかスナックなのかわからないけど『ムギムギ』っていうのがあって好きでした。
麦のパフにカラメルのようなこげた甘さとなんとなく コーヒーっぽい味がした。スナック売り場になったので、きっとお菓子なんだと思うけど、私は牛乳をかけて食べてた。最後に残る牛乳がちょっとカラメル味のコーヒー牛乳みたいになるんだ♪

昔、ある夜、母が夜出かけることになり、「夕食に好きなものを買って食べなさい」とお金を渡された。

私と妹が買ったものは、「コンボの大箱」。

しかも各自一箱だ。

実は当時シリアル、、、に、すごく憧れてたんだよね。笑)

異国的な贅沢な、そして食事なはずなのにおやつのように甘い。
しかもビタミンも入ってる!

夕食なのにシリアル。だって、食事だもんね!
大きなラーメン丼にコンボをいれて、牛乳をナミナミと入れる。
白い牛乳がちょっとづつココア色になって、ミロっぽい味になる。
フレークがどんどんふやけて、そのぐちょぐちょが好きでもあった。
ぐちゃぐちゃになるのがいやで、すばやく食べる人も多いのにね。

それ以来、母が用事で出かけるときの私たち姉妹の食事は、昼でも夜でも

「コンボ大箱の馬鹿食い」



それにしても、、今ならそんなこと出来ないなって思う。
小学生の胃でなんであんなに馬鹿食いできたんだろう。