あんしんごま団子 |    遠い目の食いしん坊

あんしんごま団子

上新粉が残っているので、ちょうど冷凍庫にあんこもあるし(海外にいるのにこの材料!)お団子を作ることにした。
飲茶の揚げ胡麻だんごが大好きだけど、高カロリーにて晴れ晴れ気分で食べることが出来ない。
今回作ったのは、団子を揚げないで茹でて胡麻にまぶして食べる。
あっさり胡麻だんごなので安心。しかも胸焼けなしだ。


++ 材料 ++
上新粉 ー 適当(食べたい量)
水 ー 適当 (上新粉にちょっとづつ入れてく)
あんこ ー 適当
炒りごま ー 好きなだけ


水と粉を混ぜて耳たぶの硬さにして、
あんこを中に入れて、浮きあがるまでゆでる。
氷水にとって水切り。
即、いり胡麻にまぶして食べる。
上新粉に白玉粉を混ぜるとさらに美味しいと思います。

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お団子を食べていて思い出したのが「団子のおじさん」
昔(昭和40年代に生まれた感覚で)、近所にリヤカーに団子の棚を乗せてお団子を売りに来たおじいさんはいませんでしたか?
全国じゃなくて、単にうちの近所だけの話なんだろうか。

おじいさんの手作り団子で、黒胡麻、、あんこ、しょうゆ、、3種類だけなんだけど売っていた。
一本いくらだったんだろう。。。10円?20円?

おじいさんが近所にくると、鈴を鳴らしているのですぐわかる。
砂糖に群がるアリのように、近所の子どもたちが10円玉を握りしめて団子おじいさんに群がる。

子どもの姿だけだったのは、きっとお母さんのお使いも含まれていたからだと思う。
団子を買いにいくことは焼き芋を買いに行くような感覚だ。
大好きで飛んで買いに行きたいが、ちょっと後ろめたい感じじゃないだろうか。

「やだ!あの奥さんったら また団子よ!」

なんてうわさになったら困る。
そんな裏事情があったのかは定かではない、、、私の憶測だ。

とにかく美味しかったんだよね。大好きでした。


ところが、ある日悪い噂が巷に広がった。

「だんごじいさんったら、立ちションして手を洗わないらしい。」

この噂は、少なくとも私にダメージだった。
噂に翻弄なんてされちゃいけないて思うけど、、、

いつの間にか、おじいさんもリタイアしたのかな。
あの鈴の音を聞くこともなく、私たち一家は引越しをした。