【雲仙観光ホテル】 でのお食事は 洋食もしくは和食が選べます
洋食をチョイスすると 高い天井と磨かれた木の床が印象的なダイニングルームにてディナータイムを楽しむ事が出来ます
約200畳という広さを誇るゆったりとした空間では かつてダンスパーティなども開催された社交の場であるとの話を伺いました
こちらのカップボードは テレビでも紹介された記憶があります
テーブルセットも正統派
オールドノリタケのデザインをもとに、オリジナルで製作されたアールデコ調のショープレートが華やかさを演出
注がれたワインで乾杯
今宵のお料理は 数種類の中より 一番軽めのコース≪レジョナル≫をお願いしました
≪アミューズ≫よりスタート
≪冷たいじゃがいものヴィシソワーズ≫
じゃがいもの旨味がギユッと詰まったスープを口にして、これからのお料理に対する期待感が高まりました
≪鹿ソーセージ 紫キャベツのブレゼ≫
鹿肉のソーセージは初めて頂くのは初めての事 癖はなく 濃厚なお味に紫キャベツの酸味が合います 計算された組み合わせはさすがですね
前菜は 2種類よりチョイス
≪トウモロコシのムースとしょうがのジュレ 鮮魚のマリネ ガスパチョのソースと夏の彩りを添えて≫
涼しげなお皿にいろいろなお料理が乗せられて ワクワクしちゃいました
滑らかなトウモロコシのムースは 生姜のジュレと共に頂くと甘味が一層強く感じられます
お野菜の苦味も美味しいガスパチョのソースは食べるタイプ
サーモンのマリネは白ワインと相性良し
≪ホテルメイドのパン≫
バターの容器は 冷たさを保つよう工夫されたもの
≪温かなヤマメのコンフィ 炙った雲丹と燻したイクラ トリュフと胡瓜のヴィネグレット≫
緑色をしたトリュフと胡瓜のヴィネグレットソースは ヤマメが泳ぐ川の流れを表現
ものすごく時間をかけて じっくりとコンフィ(オイルで煮る調理法)されたヤマメは 残すところはひとつもないほど全てが柔らか
炙った雲丹 ヤマメは内臓を取り除いているそうで その代わりに苦味のあるゴーヤを添えているそうです
コチラは燻したイクラ 手間隙かけてますね
≪魚介のヴァプール 万緑のナージュ仕立て ハーブグリッシーニと共に≫
大きな蛤やムール貝 お野菜などを蒸しあげたお料理
胡瓜・白ワイン・バター・クリームなどを使ったソースと合えて頂きました
≪ホテルメイドのバジルパン≫
肉料理は3種類よりチョイスとなります
≪じっくり火入れした諌美豚 粒マスタードソース 茄子のフリットと彩り野菜≫
切り口は綺麗なピンク色 じっくり火入れは豚肉の旨味を最大限引き出した調理なのでしょう
≪特選和牛のロースト じゃがいものマッシュ彩り野菜 ベルシーソースと小浜の温泉スパイスソルトを添えて≫
こちらも火の入れ方にこだわりがありそう
小浜の温泉スパイスソルトとホースラディッシュ 山葵
ベルシーソース
美味しい和牛は塩で・・・と思っていたのですが ついつい 赤ワインベースのソースをかけてしまいました
結果 両方楽しむ事が出来たのですが この和牛 しつこさは全くなく とても柔らかい仕上がり
お味の美味しさは見た目以上でしたよ
レジョナルコースでは 肉料理は このほか≪長崎県内で獲れたイノシシ背肉 又は 雲仙牧場鹿 マッシュポテトと彩り野菜 山葵と牛蒡のソース≫ が用意されていました
お食事は以上
デザートは 女性に大人気という ≪デザートコレクション≫ (ワゴンサービス)を勧められましたが かなり満腹でしたので通常の盛合わせをお願いしました
≪アシェットデセール≫
≪ゴルゴンゾーラベイクドチーズケーキ≫ はチーズの塩味とクリームチーズがたっぷり入った濃厚なお味 イチジク・レーズン・胡桃などの食感も楽しめ 一番の人気というのに頷けました
ふんわりとした≪シフォンケーキ≫は卵たっぷり
締めくくりは ≪小菓子≫と≪エスプレッソ≫
二期倶楽部出身の山本シェフ
が作るフランス料理は お皿に画を描いたような芸術的な盛り付けもあり 目にも楽しませて頂きました
お料理はどれも 食材の旨味が十分に引き出されたもの
調理方法もバラエティに富んでいて 何度か書いたように火の入れ方にかなりのこだわりをお持ちの様子が伝わりましたね
ベテランである木村パティシエの作られるデザートも素晴らしいディナーの締めくくりを演出するに相応しく
古き良き時代から受け継がれてきたメインダイニングで頂いたお食事のひとときは これからもずっと記憶に残る事でしょう