※ディレイ配信とは……英語のディレイ(Delay)=遅らせる、延ばす、遅延からきた言葉で、事前に収録したものを後日配信するスタイルのこと。
惜しくもゴールデンウィークのイベント規制に引っかかってしまい、
4日間だけの公演となってしまった宙組公演『夢千鳥』
当初の予定では配信もなく、がっかりしたファンも多かったことでしょう。(私もその一人です)
そんなファンの声が届いたのか、急遽、ディレイ配信が決定
ライブ配信でなかったのは、本来予定していた千秋楽の日を過ぎていて、急遽出勤させると、次の公演のお稽古とその前のお休み期間に影響する・・・とかそういった理由があったりするんでしょうか??
まぁ、我々としては、観られるだけでもありがたいですが・・・。
あ、はい、そうです、実は観てました。。。
ディレイ配信ならぬディレイ感想……
主演の和希そらさんといえば岡山県出身
和希さんが演じる竹久夢二もまた、岡山県出身
タイトルの『夢千鳥』には、夢二の「夢」と、これまた岡山県出身、お笑いコンビの「千鳥」さんと同じ「千鳥」の名前が入っています(これは偶然?)
そんな岡山尽くしのこの公演、郷里、岡山県のみなさんも誇らしいことでしょう
なのに・・・公演中止・・・
和希 「みなとさん、なんとかして~!」
桜木 「いや、なんとかしろと言われても・・・(カズキソラかわいい)・・・わかった、なんとかしよう」
さっすが、みなとさん!かっこいい!!素敵!!!
※桜木みなとさんは何もしてません(たぶん)
というわけで、配信感想、いってみるよ。
もう、なんというか、全体的に妖艶で
和希そらさんはもちろん、天彩峰里ちゃん、こんなに色っぽかった!?
ほんの少し前まで子どもだと思っていたのに・・・。(※単に少女役だっただけです)
ポスターの和希さんなんか、こんなに胸元をざっくりとはだけちゃって
たまに流れるジャズっぽい曲も、かっこ良くていいね
花音舞さんの美声がまた・・・。
古き良き大正、昭和初期を感じさせる雰囲気が素敵
竹久夢二の絵はどこかで見た(ような気がする)けれど、詳しくは知らないので・・・
今回、公演を通じて、夢二の生涯にどんな出会いがあったか、勉強になりました。
最初に、岸たまき(他万喜)という女性と結婚するのですが、離婚したりまた同居したり、別居したかと思えば、今度は彦乃さんと出会って一緒に住み始め、彼女が病死したあとは、絵画モデルを務めていたお葉と再婚。(実はこのあと、作家の山田順子という人とも付き合っているらしい・・・けれど、そこまでは描かれなかったですね)
夢二は画家であると同時に、詩人でもあり、いくつかの詩集を出版しているとか。
詩集『どんたく』に収録されている「宵待草」はバイオリニストの多忠亮(おおの・ただすけ)という人が曲をつけて人気になったらしいです。
待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな
公演でも歌われていましたが、なんか、どこかで聴いたことあるような曲・・・?
どこかのテレビ番組で、大正時代の雰囲気を出すときに使われていたんでしょうかね?生憎、何の番組だったかは忘れましたが。
なんか艶っぽくて・・・ええ曲やん・・・。
一説に言われているとおり、何度別れを繰り返しても、何度他の女に恋焦がれようとも、夢二の心の中にいたのではないかと思われる最初の妻・他万喜を思わせる詩ですね。
『夢千鳥』の他万喜の「あなたの絵には私が必要、だから待ちましょう」というセリフにも通じるものがあります。
みねりちゃんが歌う「待ちましょう~」って曲、タイトルわからないけど、いい曲だったな。
それよりもですよ。
こう、何度も、たまきさんたまきさんと言われると・・・頭の中に月組のあの人が・・・
新人女優のゆきちゃんとか、夢二の息子(三男の草一)のそーちゃん(※そーちゃんは和希そらさんの愛称)とか、女優の赤羽礼奈と噂の関係にある若手俳優のみなとさんとか。
ドキッとする名前が多くて、変なところでドキッとさせられてしまいました
カチューシャの歌の松井須磨子・・・
須磨子!?
すまちゃん!?
??? 「達也さんのカタキは、私が取るわ!!!」
黒幕 「ぎゃふん!!!!!」
はい。話を戻しましょうね
ここからは、白澤と礼奈、夢二と他万喜以外のキャストについても触れていきます^^
まずは準ヒロイン、彦乃役・・・105期の山吹ひばりちゃん。
初めて見たけど、かわいいですね・・・!!!
純粋な女学生という役柄もあるでしょうけど、なんというか、アイドル的な感じで・・・
夢二と他万喜の感情が激しいので、おっとりと穏やかな彦乃が、本当、癒し系
おい夢二、彦乃ちゃん泣かせたら承知しないぞ!!とお父さん目線?お兄さん目線?で見ていましたw
今回の公演には和希さんやみねりちゃん、美風副組長に、花音舞さんなど、お歌の得意な人が多いですが・・・それに見劣りしないくらい綺麗な歌声を披露してくれましたよ
みなとさん(西条湊)と東郷ちゃん(東郷青児)の2役を演じているのが亜音有星くん。
『アナスタシア』の劇中劇で王子ジークフリート役をやっていたあの子ですね。
東郷ちゃんの真っ直ぐな好青年の感じに対して、
みなとさんはちょっと嫌みな人気俳優という感じで・・・
これまたガラッと違う2役だなぁという印象です。
あんまり意識して見ていなかったけど・・・改めて思うと、すごい演じ分けだなぁ・・・。
東郷と他万喜がデキていると思い込んだ夢二が、他万喜のことを激しく折檻するシーン・・・現実だったらひどいDV男なんですけど、和希そらさんが演じると、色っぽくてかっこいい!!!
そりゃあ、他万喜が「もっと妬いて」と叫ぶのも納得できる・・・かな?
お葉・・・水音志保ちゃん
プロフィールの宣材写真の色っぽいメイクの印象しかありませんでしたが
やっぱり色っぽいわ
あと、お耳の形がかわいい
あと前回の『アナスタシア』で娘役に転向した愛海ひかるさん。
今回は、彦乃の友人として、カメラがアップになる瞬間も何度かありましたよ。
元男役だったとは思えないくらい、歌声も喋り方も「娘役」になっていて・・・。
結構かわいいじゃないですか
元男役といえば、天紫珠李ちゃんと蘭世惠翔さんもかわいいよね
夢二の息子、不二彦ちゃん
美星帆那さんは、ひばりちゃんと同じ、105期生ですね。
「みせいはんな」っていう音が印象的で記憶に残っていました。
結構お歌も上手いのですが、まだまだ伸びしろがありそうな感じもあって、数年後に見たらどうなるんだろう?と期待が膨らみます。
幼い夢二(茂次郎)と姉の松香
主役の少年期にあたる茂次郎役は真白悠希さんで・・・
その茂次郎の手を火傷からかばってくれる姉の松香は・・・
有愛きいちゃん!!!有愛きいちゃんや!!!
配信だとあんまりお顔が映らないのがちょっと残念です。 近かったら、劇場まで観に行くのにな…。
お父さんの星月梨旺さんがかっこいい。とにかくかっこいい
なのに・・・彦乃さんのお父さんは・・・おじさん・・・。
若翔りつさん、まだ若手なのに・・・おじさん・・・ (99期生なので、研9…?)
要所要所に出てくる鳥の妖精さんたちと、カゴの中の赤い鳥、ラストの鳥かごを模した扉が、なんとも意味深でいい味出してますね
それと、メーテルリンクの『青い鳥』・・・。
映画監督の白澤が、夢二を主役に、映画の世界にのめり込むうちに夢二と自分を重ね合わせてその境界が曖昧になっていく・・・という世界観が、うまい具合に入れ替わって、ラストの狂った世界に繋がったなぁという感じです
栗田先生、やるなぁ。
(栗田優香先生・・・くりたゆか先生と読むのですね・・・ゆか先生・・・)
そして・・・愛のクセがすごい(by千鳥)
おまけ
和希そらさん主演の配信ということで・・・配信のおともに。
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