昨日、12月14日は、宝塚歌劇宙組公演『アナスタシア』の宝塚大劇場千秋楽でした
私も、観ましたよ
先日の育三郎さんコンサートに続いて、ライブ配信で・・・
宝塚では初のライブ配信での鑑賞です
今回は楽天TVとU-NEXTが選べますが、よく調べてみると、U-NEXTは月額会員制(初回1ヶ月無料)で、楽天TVは定額プランもありますが基本は登録無料で、必要なときだけ料金を支払うスタイルだと・・・とりあえず必要なときだけでいいよな~と思って、楽天TVのほうで登録することにしました。
普段使っているブラウザ(Microsoft Edge)だとうまく再生できなかったので、Google ChromeをインストールしてChromeのほうで観ましたよ。(視聴環境は、サンプル動画で事前にチェックしておくのがおすすめ!)
ちなみに、支払いはクレジットカードと、携帯電話のキャリア決済が選べます。
※以下、公演の内容に関するネタバレを含みます。
『アナスタシア』は、私が大好きな、プリンセスの出てくるお話
原案はアニメ映画の『アナスタシア』で、雰囲気や絵のタッチからディズニーアニメっぽく見えますが、20世紀フォックスという会社の作品です。(※現在はディズニーカンパニーの傘下)
ブロードウェイでミュージカル化され、今年の春には日本初演が・・・東京公演まで上演されて大阪公演は全日程中止に・・・。
ロシアのロマノフ朝の話なので、過去の宙組公演『神々の土地』とも共通する部分もあり。
『神々の土地』でインパクト抜群だったマリア皇太后は、
前回と同じく、今作でも組長の寿つかささんが演じます
だけど雰囲気はだいぶ違う感じで・・・なんか、柔らかくなったというか、穏やか~なおばあちゃまという感じ。そして美人
【ロマノフ家 配役】
祖母・マリア皇太后:寿つかさ (寿つかさ)
父・ニコライ二世:瑠風輝 (松風輝)
母・アレクサンドラ皇后:美風舞良 (凛城きら)
姉(長女)オリガ:愛海ひかる (星風まどか)
姉(次女)タチアナ:水音志保 (遥羽らら)
姉(三女)マリア:潤花
幼いアナスタシア:天彩峰里
弟(末っ子)アレクセイ:遥羽らら (花菱りず)
※右の()内は『神々の土地』での配役
瑠風輝・松風輝と並べて書いて初めて気付いたのですが、この二人、一字違いなんですね^^;
(※ただし、読みは瑠風「ひかる」と松風「あきら」で異なります)
ちっちゃいアナスタシアかわいい
瑠風くんは、かっこいいおヒゲのおとうさん
ららちゃんのアレクセイは、病弱な少年ということもあり、『王妃の館』のプティ・ルイを思い出しますね。かわいい。
愛海ひかるさんは今回が娘役転向初の舞台だそうですが、ライブ配信ではいまいちお顔がわからず・・・ タチアナとマリアもあんまり目立った感じではなくて、正直、「これだけ?」って思っちゃいました。
まぁ、次期トップに内定している潤花ちゃんは、バレエの舞台(劇中劇)の方で中心的なお役でしたのでまだいいのですけど。
そんなことより
注目すべきは、和希そらさんの女役ですよ
しかも相手役が1期上の桜木みなとさん
そこでもう、私の1期違いコンビ萌えが始まってしまいました・・・。
今回、観ようと思ったのも、ほとんどそれが理由といっても過言ではないです
女役の和希そらさんなんて、可愛いに決まってるやん・・・!!!
そんなん、みなとさん、惚れるに決まってますやん・・・!!
まだ舞台も観ていないのに、妄想から、グイグイ来るそら子と、若干引き気味のみなとさんが浮かびました 引いてるけどもやっぱり可愛いから嫌いになれない、という・・・。
あれですね、なんだかんだ言いつつ、年老いてどちらかが死ぬまでずっと一緒にいるタイプですね ツンデレみなとさんww
しかし、いざ配信が始まって本編を見てみたら、まったくの逆だったww
別れた今も元カノが好きで好きでたまらないヴラド(桜木)と、再会していきなり腰に手を回されて引いているリリー(和希)・・・引いてるけども、あまりの押しの強さに昔の恋心を思い出して熱くなってしまう!という。うん。わりと関わり合いになりたくないタイプのバカップルですね。
和希そらさんの出演は冒頭のロマノフ一家のシーンと、あとは第2幕が中心といった感じですが、事前情報で「ショーも含め全編女役」だと聞いていて、今回は男役封印!かわいいそら子ちゃんが楽しめる回となっておりました
さっきから言ってるけど、そら子ちゃんてなんや・・・?
桜木みなとさんのヴラドは、真風涼帆さん演じるディミトリの相棒といった感じで、ちょっとお調子者のヒゲのおじさんでした。
ヒゲ!!!おじさん!!!!桜木みなとさんが!?!?
『ピガール狂騒曲』の月城かなとさんもヒゲのおじさんらしいし、次は、朝美絢さんがヒゲのおじさんになったりして・・・? (あーさが・・・ヒゲ・・・おじさん・・・)
月城さんといえば、あちらのヒゲのおじさんもまた、
男役(しかもトップ!)の『女役』と組むらしいですね (→こちらのコンビも1期違い)
まさか・・・あの珠城さんが・・・「訳あって男装する妹」を演じることになるとは・・・
先日購入した宝塚グラフ12月号にも舞台写真がちょこっと載ってましたが、
かわいかったですよ、珠子さん
コスチューム紹介のコーナーでも、男役の兄ヴィクトールの方ではなく、女役の妹、ジャンヌの方が取り上げられていて。
こんな可愛かったら、そりゃシャルルさん(月城)も惚れちゃうよねって思いました←
最初、珠城さんが女役を演じると聞いて、それで劇場支配人のシャルルに惹かれていると知って、普段、男らしい男役の多い珠城さんだから「好きだ!!!シャルル!!!」って感じになるんだろうなぁと思っていたら(←偏見)
どうやらそうでもないらしくて。
ゴーストライターのガブリエル(美園)を主演女優として口説くことに夢中のシャルルに、片想い中のジャンヌは振り向いてもらえなくてシュンとしている感じ・・・?なにそれ可愛すぎませんか
どうしよう、公演観たくなってきた…。
大劇場のライブ配信は見送ったけれど、東京公演(の配信)観ようかな。でも1月3日かぁ…観られるかな?
いっそのこと、ブルーレイ買っちゃうか!?
すいません、話が脱線してしまいました
結論。
珠子さんかわいい そら子ちゃんはもっとかわいい (珠子とそら子って誰だよw)
西でも東でも、こんなかわいい人がいていいんですか!?
これで、仙名彩世さんと綺咲愛里さん出演の舞台『るろうに剣心 京都篇』が予定通り上演されていたら、関西や東京のあちこちでかわいいの大渋滞が起きているところでしたね
宙組 『アナスタシア』 (宝塚大劇場) 11/7~12/14
月組 『WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲』 (東京宝塚劇場) 11/20~1/3
ミュージカル『るろうに剣心 京都篇』 (IHIステージアラウンド東京) 11/3~12/15 ※全公演中止
はい、話を戻しましょうね
和希そらさん演じるリリーは皇太后の侍女で、伯爵夫人。
え、じゃあ人妻・・・?ヴラドとはいつ出会ったの??まさか結婚後?
これってあれですかブルーレイ買って繰り返し見なきゃいけないやつですか
※確かめたところ、リリー自身が夫の伯爵は単身でロシアに帰った旨を語ってました。
お調子者のヴラド(桜木)は落ちぶれ貴族で、かつて、街で軍の人間に追われていたところをディミトリ(真風)に助けられて仲良くなります。
アナスタシア生存説の噂を聞き、皇太后のもとに『本物』のアナスタシアを連れて行けば莫大な謝礼が出るとのことで、見返り目当てにふたりで偽のアナスタシアをでっちあげて連れて行く計画を考えます。
そこに現れたのが、アナスタシアそっくりの少女、アーニャ(星風)でした。
掃除婦をして日々の生活をやりくりしているアーニャには、幼い頃の記憶がない、それをいいことにディミトリは彼女を『アナスタシア』に仕立て上げることを決意。
アナスタシアの情報を教え込み、完璧なアナスタシアになれるよう、特訓をします。
一方、アナスタシアが生きているかもと知って気が気でないのが、
ロシア新政府ボリシェビキの役人で、ロマノフ家を襲撃した軍人の息子、グレブです。
怖い悪役の芹香さんかっこいい
明日海さん譲りの(?)眉間のしわが素敵です
アドリブのシーンではチャーミングな一面も。
芹香さんのアドリブ、『オーシャンズ11』でも思いましたが、ユーモアあっていいですね。
そして安定の歌唱力
なのに羽根は相変わらず小さいまま・・・いつになったらこの羽根は大きくなるんでしょうかね?
(もちろん、トップになることだけが人生じゃないのは重々承知ですが・・・)
グレブ(芹香) 「あ、もしもし?『アナスタシア』の東京公演のチケット、2枚お願いできます?え、まだ売ってない??12月27日から販売なんですか?わかりました、また電話しますー」
大劇場千秋楽ということで、東京公演への宣伝は忘れませんww
ていうか、12月27日って・・・桜木みなとさんの誕生日ですよね?
アーニャが本当にアナスタシアだったら、ロマノフ朝と敵対する勢力の人間としては、彼女を生かしておくわけにはいきません。
街で偶然出会った「掃除婦のアーニャ」に秘かに惹かれていたグレブ。
アーニャがアーニャのままでいてくれればいい、と願わずにはいられないのでした・・・。
上司の命令で銃口を向けることになったときも、グレブは、最後まで任務を遂行することができませんでした。
たぶん、作品の中で一番、不憫でかわいそうな人なんじゃないかな。
グレブには愛が必要だよ じゃなきゃ壊れちゃうよ・・・。
いろいろあった結果、アーニャとディミトリは、リリーの手助けを得て、皇太后に接近します。
皇太后への謁見のきっかけとなるバレエ「白鳥の湖」は、
月組公演『カンパニー』でも紹介されていたのでわかります!
(月組、月組、言ってるけど、月組の回し者じゃないよw)
オデット(潤花)は、悪魔ロットバルト(優希しおん)に呪いで白鳥に姿を変えられたお姫様で、夜のあいだだけ、人間の姿に戻ることができるんでしたね。それで、恋に落ちた王子様の名前が、確か、ジークフリート(亜音有星)で・・・。
アーニャと皇太后、互いにオペラグラスで覗きながら、もしかして、と思い始めます。
アーニャがアナスタシアだと証明させる場面が強引なんじゃないかという評判を耳にしていましたが、強引とはいかなくても、ちょっとごちゃごちゃしすぎかな、と思いました。
なんかな、途中まではよかったんですけど、いざ謁見のシーンになって、度重なる偽アナスタシアにウンザリして聞く耳持たずの皇太后に、熱弁するディミトリがなんか妄信しきったアナスタシア信者みたいに見えて。アーニャもアーニャで、信じてもらいたいのか、もらいたくないのかハッキリしない感じ。
そのまま早送りで、アーニャ=本物のアナスタシアと認められて一気にクライマックスまで持っていかれたような??
一応、パリに着いた直後にアーニャが見た悪夢のシーンで「これは私のアナスタシアとしての過去の記憶」と気付いたってことでいいんでしょうか・・・?
ディミトリが謝礼を断ったところはよかったけどね!謝礼とかアナスタシア計画なんかもうどうでもいいって感じで。アーニャのことが本当に好きで、利用してるわけじゃないってことがわかります。アーニャには誤解されたけれど・・・。
それより、あのオルゴールの歌、アーニャがアナスタシアだとしたら体で覚えているのも分かるけれど、なぜディミトリまで歌えるんだ!? 当時の流行歌か何かなのか?
主人公の男が親友と一緒に、ひとりの女の子を「完璧なプリンセス」に仕立て上げ、見事、非の打ちどころのないプリンセスへと変貌した彼女が周囲から認められていくさまは、『ピグマリオン』や『マイ・フェア・レディ』を彷彿とさせますね。
しかし、アナスタシア(アーニャ)は、皇太后の前から姿を消します。
もうあの子は戻らない、と皇太后。
アーニャはディミトリを探して会いに行っていました。
アーニャはアーニャで、アナスタシアはアナスタシア。
幻の中にフッと現れたアナスタシアは、はかなく消えるシャボン玉のようでした。
よし。とりあえずブルーレイ買うか。