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「カーテンコール 25 SHORT STORIES」筒井康隆
筒井文学の主要登場人物が打ち揃う「プレイバック」をはじめ、巨匠がこれまで蓄積した技倆と思索の全てを注いだ、痙攣的笑い、恐怖とドタバタ、胸えぐる感涙、いつかの夢のごとき抒情などが横溢する、25編を収録した掌篇小説集。
【深夜便. 花魁櫛. 白蛇姫. 川のほとり. 官邸前. 本質. 羆. お時さん. 楽屋控. 夢工房. 美食禍. 夜は更けゆく. お咲の人生. 宵興行. 離婚熱. 武装市民. 手を振る娘. 夜来香. コロナ追分. 塩昆布まだか. 横恋慕. 文士と夜警. プレイバック. カーテンコール. 山号寺号】
本当にこれが最後になるかどうか、きっと誰も信じていないような気がする
多分、最後のショートショート
筒井さん読むの何年ぶりだろう「聖痕」以来みたい
そして読んでいるけど、そこまで好きかというとそうでもないという
でも、全集は持っている
一番好きなのはやっぱり「時をかける少女」なんだろうなぁ
だから、筒井さんの作中人物が出てくる「プレイバック」で芳山和子の名前を見たら、すぐにピントきてそこから、作中人物でこの本も読んだって辿っていくと初期の本は、結構読んでいたんだ私
そして、最後に出てくる亡くなったSF作家の先生達の名前
みんな読んでいるやん、私(笑)
懐かしくなったら、昔のSF読みたくなった
私も、年を取ったけど
筒井さんも、もう89歳
少し前までは関西ローカルの番組で毎週お会いしていたけど、番組も終わって
それでも、著書で会えるのは嬉しい限りです
どれを読んでも、これは筒井康隆の書いたものだって納得できます
懐かしくとても面白い本でした
R6-36