ここまで証券会社の選び方や口座開設の方法を書いてみた。
上達する一番の近道は実際に現金でやること。ゲーム感覚の仮想取引はお勧めしない。
仮想取引だと現実からかけ離れた「ハイリスクハイリターンの取引」をすることができ、
成功すれば気持ち良いし失敗してもやり直しがいくらでもできるから。

中には「実際の取引方法を本番の前に学ぶことができる」という意見もあるが、本番でも学べる内容は一緒。
では本番取引の方が実際に損をすることもあるのに、どうして実際に取引するべきか。
それは学んだ時の本気度が違ってくるからだ。

仮に損失を出した時に、仮想と現実では重みが違ってくる。
仮想なら数十万でも数百万の損失でも痛くもかゆくもないが、現実だと数千円から数万でもかなり痛い。(その人の金銭感覚にもよるが)
だから必死になって原因を突き止めて対策を考える。

それを繰り返すことで勝率を上げることが株を続ける上で大切だと考えているからだ。
ちなみに自分の場合は、最初に100万を銀行から証券口座に移して始めた。
この金額は人それぞれだが「全て失っても構わない額」でやるべきだとは思っている。

つまり10万でも50万でも構わない。ただ少なすぎるとそれだけ取引の幅が狭くなるのでお勧めはしないが。
次回は100万の資本金をどのように振り分けたか?というポートフォリオについて書いてみる。
座開設は、ほぼ無料で作成できる。
ほぼ無料というのは口座開設に関しては無料だが、開設に住民票が必要になるのでその取得費用だ。

開設したい証券会社のホームページに口座を開設する項目があるはずなので、
そこで申請すれば指定した住所に資料が郵送される。後は必要事項を記入し住民票を入れて送り返せば問題ない。

ただ申請する時に気を付けたいのは「一般口座」か「特定口座(源泉徴収あり)」か「特定口座(源泉徴収なし)」を選ぶところだ。
何が違うかというと、納税者自身が確定申告をするかどうか。

一般口座と特定口座(源泉徴収なし)は、確定申告が必要なので上級者向けといえる。
メリットとしては税に関する知識があれば損失を最小限にしつつ利益を最大化できる。
(一般口座は確定申告に必要な書類も自作する必要があるが、特定口座なら証券会社が作ってくれる)

特定口座(源泉徴収あり)は確定申告する必要がなく手間がかからないのが最大の利点。自分もこれにしている。
最初にこれを選んでおいて、知識が身についてから特定口座(源泉徴収なし)にしても遅くないだろう。
条件付きだが途中で変更することも可能だ。

というわけで証券会社はSBI証券にするならそこのホームページで資料請求をし、
送られてきた書類に住民票を添付。書類では「特定口座(源泉徴収あり)」を選択。
すると約2週間後に口座開設できる。

ちなみに特にSBI証券からキックバック(報酬)を受け取っているわけではないから勧誘でも何でもない。
それに口座は複数を保有しても全く問題ないため、他の証券会社にも開設してはどうだろうか。
自分はSBI証券以外にも松井証券を開設していて、ここは一日の取引額が10万以下なら手数料無料なので重宝している。
注文する前に、どこの証券会社に口座を作るかによって手数料が大きく違ってくる。
証券口座は店舗型と非店舗型に大別される。

店舗型とは店を構えているタイプの証券会社。
街を歩いているとよく見かけ、知名度は抜群に高い。
店の維持費や店員の給料といった固定費がかかるため、取引する手数料は高い。

非店舗型はネット上で見かけるタイプの証券会社。
店を構える必要がなく最低限の労力で済むので、手数料は店舗型と比較して約10分の1となる。

結論から言うと非店舗型を選んでおけば間違いない。
何故かというとどちらを選んでもサービスは変わらないからだ。

店舗型は営業が積極的にお勧め株を勧めてくる。
これは「客にとってお勧め」ではなく「証券会社にとってお勧め」であることに注意してほしい。
つまり「この株を買っておけば絶対に儲かる」という株は絶対に買ってはいけない。
非店舗型は自己判断が重要になるが、情報は公式サイトで得られるため特に問題ない。

具体名を挙げてしまえばSBI証券をお勧めする。
過去に松井証券とGMOクリック証券も開設したが、SBI証券が一番使いやすく情報量も多かった。
当然ながら非店舗型だから手数料も激安である。
前回は「株価は需要と供給のバランスにより決まる」ということを書いた。
今回は注文方法についてだ。
注文方法には「指値(さしね)」「成行(なりゆき)」がある。

指値は値段を指定して取引をすること。
例えばA銘柄の株を100円で買いたいという指値注文を出せば、A銘柄が100円に到達した時に自動的に買うことができる。
つまり一日中PCの前に貼りついていなくても売買できるわけだ。

ただ指値注文は指定した株価にならないと発動しないため、
仮にA銘柄の株価が101円まで値下がりしたのに急上昇して110円まで持ち直したら当然ながら発動しない。

逆にA銘柄の株を100円で売りたいという指値注文を出せば、A銘柄が100円に到達した時に自動的に売られる。
99円まで上がったのに、その後に急落して90円まで下がったら当然ながら発動しない。
一見すると便利なようで、上に挙げたように数円の差で売買が成立しないというケースもある。


もう一つの注文方法の「成行」は、その注文を出した時点で指値より優先されるのが強み。
(指値注文は指定した株価によって売買される順番が変わる)

あまりにも流通量が少ない銘柄で成行を買う注文にすると高値となる可能性があるが、
自分は3年4か月ほど成行注文をしても一度もそんなことは無い。
東証以外の取引所で、よほど流通量が少ない銘柄に限定されるだろう。

成行は指値と比較すると確かに金額面で不利になりやすい。
だが指値と比較して早い段階で売買を成立させることができる。
個人的には数百円単位の利益を求めるより、売買するタイミングを重視した方がいいと思うがいかがだろうか。

まとめると
「(売買を成立させる)優先度が低い注文なら指値」「優先度が高い注文なら成行」
といったところだろう。
前の記事に「証券取引所を取り巻く環境」を書いたが、今回は値段が増減する仕組みについて書く。
上場されている株は、取引時間中で絶えず株価が増減している。
(取引日は土日祝を除いた月~金。時間は9:00~15:00まで。なお11:30~12:30までは休み)

株価は誰かが決めているのではなく、需要と供給のバランスによって変動する。
例えばA会社の株価が100円としよう。ある日、A会社が業績予想を上方修正したとする。
投資家から見れば業績予想の上方修正といったプラス材料のニュースは、
注目が集まると同時に配当金が増える予測が強まり株価が上がりやすくなる。

すると昨日まで100円で売買されていたのに、105円や110円で買いたいという投資家が現れる。
もともとA会社の株を持っていた株主からしてみれば、これから株価が上がる株を簡単に手放すわけがない。
売り手が10人程度に対して、買い手が50人近く殺到する状況だ。
こうなれば株価はどんどん上がっていき、100円だったものが150円や200円に到達する場合もある。

A会社の株を持っていた株主からすればラッキーなことに変わりないが、今度は売り時のタイミングが重要だ。
100円の株価が110円になった時に手放せば約+10%の儲けとなるが、もしかすると150円や200円に到達するかもしれない。
早めに売却してしまうと、本来得られるはずだった利益を逃がしてしまうことになる。

逆に150円や200円に到達するまで保有し続けていたら140円になったあたりで急落し、
105円あたりで仕方なく売却するといったケースもよくある。欲張りすぎてもダメということだ。

「頭と尻尾はくれてやれ」という格言があり、ギリギリまで利益を欲張るなという意味になる。
今回の例でいえば100円の株価が120円前後になった段階で利益を確定させ、
150円や200円まで求めるのは止めておいた方が賢明だ。

実際に何度か、10万だった株が15万まで上がった段階で売却したら結局20万近くに達した銘柄もある。
悔しがるのではなく、利益を確定させて増えた資本金を使って次の投資先を探すことにしている。