発酵が終わり、ルビー色のワインが出来上がりました。 | 飲んで食べる、ブルゴーニュ。

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ブルゴーニュは、モレ・サン・ドニ村にあるワイナリーの醸造責任者が、ブルゴーニュの美味しいレストランを中心に、ブドウ栽培や、ワイン造りを紹介しています。皆様がブルゴーニュへご旅行の際に、美味しく素敵なワインと食事の参考になれば幸いです。



いよいよ、発酵が終了した果汁は、
液体と固体を分離するために、プレス機に入れられます。


 


赤ワインのもろみは既に、
ワインである果汁と、固形分である果皮がほぼ分離しています。

そのため力を加えずとも、
固形分がすぐに濾しとられ、ワインが流れ出してきます。


 
 

発酵槽の底には、どうしても果皮が残ります。
それもスコップを使ってきれいに取り出して、
プレス機に入れていきます。


 


様々なタイプの発酵槽がありますが、
最後に果皮を掻き出しやすい構造も、重要な要素です。


 
 

すべて入れ終えたら、ぎゅっと圧力をかけて搾ります。

当然ながら、圧力のかかっていないワインと、
圧力をかけたワインでは、味わいに差が出ます。

どれくらい圧力をかけるか、
両者のワインをどれくらい混ぜるか。
それによって品質が大きく変わります。


こうして搾られたワインは、この後樽の中で熟成しいきます。
蔵を出荷されて出て行くまでには、まだまだ長い時間が必要です。